旦那様に「君を愛する気はない」と言い放たれたので、「逃げるのですね?」と言い返したら甘い溺愛が始まりました。

結婚式当日、私レシール・リディーアとその夫となるセルト・クルーシアは初めて顔を合わせた。

「君を愛する気はない」

そう旦那様に言い放たれても涙もこぼれなければ、悲しくもなかった。

だからハッキリと私は述べた。たった一文を。


「逃げるのですね?」


誰がどう見ても不敬だが、今は夫と二人きり。



「レシールと向き合って私に何の得がある?」



「可愛い妻がなびくかもしれませんわよ?」



「レシール・リディーア、覚悟していろ」



それは甘い溺愛生活の始まりの言葉。

[登場人物]
レシール・リディーア・・・リディーア公爵家長女。
 ×
セルト・クルーシア・・・クルーシア公爵家長男。
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