窓際を眺める君に差しのべる手は

ある雨の日。

高校二年の半井ゼンジが同級生で虐待の噂がある、蓮波綾という少女にスポーツタオルを貸したのをきっかけに物語は動き出します。

そんな二人の姿を眺めていたのは、望月リク。
小柄で美しい見た目とは裏腹に本音を一切言わず、破滅的な性行為を執拗に迫る闇を抱えています。

お互いを良く思っておらず、嫌悪感すら感じあっていたリクとゼンジ。しかし、リクの想い人をゼンジが偶然知ってしまう事により物語は大きく動き出します。

キーマンである綾は、辛い生い立ちやリクとの間に秘密を抱えながらも、ゼンジへ恋愛感情を抱くようになります。
それが面白くないリクもまた、今まで誤魔化してきた自分を誤魔化せなくなっていきます。

更に破滅的な性行為へのめり込んでゆこうとする、リク。
リクにとっての性行為とは、自傷行為そのものでした。

誰にも語ることのなかったリクの過去とは。

自虐的なリクに振り回されながらも、心惹かれてゆく自分を隠せず戸惑うゼンジ。
想いが募り、不器用な愛情表現をし始めたゼンジから逃れようとするとするリク。

ゼンジを想いながらも、リクとの秘密の関係を終わらせて前へ進む為に動き出す綾。

そんなある日、悲劇は起きて――


本音の読めない飄々した破滅的ビッチキャラ、望月リク
真っ直ぐで男気のある無口な男、半井ゼンジ
重い過去を持つ、蓮波綾

まだ誰も本当の愛を知らない。でも、本当は求めてる。

「ねえ。本当に人を好きになった事、ある?」

奇妙な三角関係が織りなす、BL青春ラブストーリー。

※虐待児(サバイバーズチルドレン)の再生の物語ですので、BLというカテゴリには当てはまらないエピソードが含まれます。

※大まかな変更はありませんが、体裁や文字校正程度の変更があります。

※表紙はミカスケ様(http://misoko.net/)のフリーイラストを使用させて頂いています。
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