古代ロマンの世界 神典古事記

 古事記は歴史書であると共に文学的な価値も非常に高く評価され、また日本神話を伝える神典の一つとして、神道を中心に日本の宗教文化や精神文化に多大な影響を与えています。
 古事記に記述されている神々は、現在では多くの神社で祭神として祀られています。
 一方文化的な側面は『日本書紀』よりも強く、創作物や伝承等で度々引用されるなど、世間一般への日本神話の浸透に大きな影響を与えているのも事実です。
 私は幼少期、母からこの古事記について、教わったのです。
 その為、近所の氏神さまである高諸神社にお詣りする為祖父に連れて行かれました。
そして、その御祭神が|須佐之男命《すさのおのみこと》であることを知ったのです。
自宅に帰り、早速、台所に行き夕食の準備をしている母親に|須佐男之命《すさのおのみこと》について、尋ねました。
すると高諸神社の由緒について詳しく教えて下さいました。

ー(高諸神社の由緒について)ー

 新羅の王子が戦乱を逃れて日本へ向かう途中で台風に遭遇し今津の海岸に漂着しました。
 地元の|庄司田盛《しょうじたもり》はこの王子を助け、自宅に引き取とり看病しましたが、看病の甲斐もなく王子はまもなく息を引き取られました。

 その夜、|田盛《たもり》の夢枕に王子が現れます。
 「我は須佐之男命である。我が携えている一振りの剣がある。それを祀れば、未来永劫、この地の臣民たちに福を齎すであろう。」

 |田盛《たもり》はそのお告げに従い、さっそくこの地に社を建て、剣を「|劔大明神《つるぎだいみょうじん》として祀ったのです。

 この物語は歴史書始まって以来の古代ロマン小説と言えるであろう。
 
 どうか最後までお楽しみ下さい。
 
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