自伝的小説 一巻の終わり
夜の山道を車が走る
ヘッドライトに対向車が映る
すれ違いはギリギリで相手が止まる
彼の側にはガードレールは無いまま
山側の私はゆっくり進む
すれ違いざま彼が鳴らすプップー
ありがとうのクラクションが響く
その時私の車が溝にはまる
[pre-chorus]
タイヤは空回りして回る
右いっぱいにハンドルを切る
ガガガと音を立て溝を走る
一瞬ポーンと脱出する
助かったと思った瞬間
道幅は狭くて崖へ落ちる
暗闇の中ガサガサと音立て落ちてゆく
まるでスローモーション
これで一巻の終わりと覚悟したあの夜の記憶
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