【完結】蛇神様のお贄さん ~喰らう神あれば愛でる神あり~

二柱の守り神を祀る淦沼村。
ある日突然、龍神〈甕津神〉の花嫁として死ぬ事になってしまった少女は、その運命を覆すため蛇神〈波覇鬼〉の贄となる。
しかし龍神の使者は執拗に〈波覇鬼〉とその贄を突け狙い──……!?


~本編あらすじ~

千帆は部活の送別会の帰り道、眼帯の宮司・中邑と出会う。

「お迎えにあがりました。甕津の巫女様」

守り神である〈甕津神〉の花嫁として沼に沈む運命から逃れるため、蛇木家を頼った千帆。
書斎に監禁されていた青年・煌こそ、もう一柱の守り神〈波覇鬼〉だった。

「君の血を呑ませてくれたら、僕が君を守ってあげる」

しかし波覇鬼の贄となった千帆を執拗に追う中邑。
彼には8年前の巫女・春菜を生き返らせるという真の目的があった。

「その首、数多の乙女と引き換えに貰い受ける! 朽ちろ、波覇鬼!」

甕津神との密約を成就させるため、村人を扇動しふたりを追い詰める中邑。
そこへ波覇鬼を封印する力を持った蛇木凱が帰ってきた。
しかし凱はその体に大蛇を宿し、千帆たちに襲いかかる。

大蛇を宿した凱は千帆の顔を見て精神崩壊を起こし、暴走。
それを救ったのは白珠殿に眠る巫女たちの魂だった。

改心した中邑と、一命を取り留めた凱。

しかしついに龍神〈甕津神〉が憤怒の咆哮を放つ────!!


※1月24日、全編完結。
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