あなたにおすすめの小説

元旦那と去った妹が3年ぶりに現れ、私の現旦那を取ろうとしたので激怒しました 表紙

元旦那と去った妹が3年ぶりに現れ、私の現旦那を取ろうとしたので激怒しました

妹のクラリセンダに夫のペルディアンを略奪され、身一つで家を追い出されたエルゼビエッタ。 絶望の淵にあった彼女を救い、後妻として迎えてくれたのは、社交界で「氷血の怪物」と恐れられるヴァルテマル公爵だった。 周囲の懸念をよそに、ヴァルテマルはエルゼビエッタを慈しみ、彼女もまた夫の不器用な優しさに触れて深い愛情を育み、穏やかな幸福を掴んでいた。それから3年。 贅沢三昧で家を破綻させ、泥水のような生活に落ちぶれた妹と元旦那が、あろうことかエルゼビエッタの前に現れる。  豪奢な公爵邸と美貌の公爵を目にした妹は、「姉のものは私のもの」「その旦那様も私に寄越しなさいよ」と、再び厚顔無恥な略奪を仕掛けてきた。かつては理不尽に耐え、ただ涙を流して去ったエルゼビエッタだったが、心から愛する夫を愚弄された瞬間、胸の奥で冷たい怒りの炎が燃え上がる。 「二度と、私の大切な人を奪わせはしない」 温厚だった妻の苛烈な覚醒と、妻を溺愛する公爵の徹底的な庇護のもと、浅ましい侵入者たちへの無慈悲な断罪劇が幕を開ける。
恋愛 完結 短編 R15
文字数 81,059
妹の進学祝いに、両親は私が四年間貯めたお金を使いました。 表紙

妹の進学祝いに、両親は私が四年間貯めたお金を使いました。

 大学の卒業式の日、私はとびきり印象に残る「卒業祝い」を受け取った。  スマートフォンに銀行からの通知が届いたのは、式を終えて着替えた直後だった。四年間、アルバイトと奨学金、それに研究室の補助業務でもらった謝金を少しずつ貯めてきた口座から、百五十万円が消えている。  送金したのは、母だった。  その口座は高校生の頃に作ったものだった。当時は母がキャッシュカードや認証の設定を管理していて、大学に入ってからはほとんど私自身が使っていたものの、昔の設定をきちんと変えないままにしていた。  二十二歳になった今、そのことをこんな形で後悔するとは思わなかった。 「美月は第一志望の国立には届かなかったけど、星華大には受かったんだから。受験で一年頑張ったんだし、進学祝いくらいしてあげたいでしょう?」  母は悪びれもしなかった。 「お金はお母さんが借りたことにして。星奈はお姉ちゃんなんだから、こんなときくらい水を差さないでよ」  百五十万円。  深夜のコンビニ、週末の家庭教師、奨学金、研究室の補助業務。四年間かけて貯めたお金だった。  大学院へ進んでからの生活費も、引っ越し代も、入学準備に必要なお金も入っている。  何より、いざというときに自分で逃げられるように用意していたお金だった。  兄の陽介は、私の肩を軽く叩いて笑った。 「星奈は昔からしっかりしてるし、今回は美月に譲ってやれば? 俺もまだ入社したばっかで余裕ないけど、落ち着いたら卒業祝いするからさ」  幼なじみの相沢智也まで、母たちの側についた。 「叔父さんたち、旅行ももう予約してるんだろ? お金のことは帰ってから話せばいいじゃん。せっかくの卒業式なのに、そんな顔して終わるのもったいないよ」  私は、楽しそうに荷物を持って出ていく家族を黙って見送った。  誰も知らない。  私はもう、彼らが帰ってくるのを待つつもりなどなかった。  四年間付き合ってきた恋人、久我蒼士が桐葉市役所の近くで待っている。  婚姻届も、とっくに二人で書き終えていた。  昨日までの私は、大学院が始まって生活が落ち着いてから家を出ようと思っていた。  けれど、もう十分だった。  今日からは、自分の人生を生きる。  藤原家へ戻ることも、もうない。
現代文学 完結 短編
文字数 14,583
卒業パーティーに王子が来なかった 表紙

卒業パーティーに王子が来なかった

男爵令嬢との真実の愛を見つけ、公爵令嬢との婚約破棄を計画していた王子。 それなのに断罪予定の卒業パーティーに彼は姿を現さず、男爵令嬢はオロオロとするばかり。 断罪の場に悪役令嬢が来ない話は増えてきたので、婚約破棄をする王子が来なかった場合を考えてみました。
恋愛 完結 ショートショート
文字数 782
【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします 表紙

【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします

【祝】HOTランキングランクイン!たくさんの応援ありがとうございます! 社交界で「理想の夫婦」と称えられるグランヴェル伯爵夫妻。だが実態は、毎夜幼馴染の愛人の元へ通う夫レオナルドと、一人冷たいベッドで眠るアメリアの「白い結婚」だった。 愛人に金品を貢ぎ、妻を「冷たい飾り」と見下す夫。しかし彼は知らなかった。己が誇る「優秀な領地経営」を担っていたのが、アメリアの頭脳だったことを――。 限界を迎えたアメリアの知的な罠が弾ける時、偽りの夫と愛人に完膚なきまでの絶望が襲いかかる! ※ハッピーエンド保障 ※全5話完結しました
恋愛 完結 短編
文字数 10,963
弟ばかり可愛がる家族を捨てたら、腹黒な侯爵令息に囲い込まれました 表紙

弟ばかり可愛がる家族を捨てたら、腹黒な侯爵令息に囲い込まれました

男爵令嬢エステラ・ローデンの家では、いつも六歳下の弟ノエルが一番だった。 誕生日は四年続けて弟の予定に塗り潰され、学院で首席を取っても「女の子なのに」と笑われるだけ。 十八歳の誕生日の朝、自分のための朝食すらない食卓で、エステラは静かに決めていた計画を実行する。 ――今日、家を出る。 就職先は、王都でも五本の指に入るグレイヴァン商会。 待っていたのは、侯爵家の次男にして商会を率いる青年、セヴラン・グレイヴァンだった。 契約書でいきなり試され、決めていた下宿は「却下」され、気づけば住まいも仕事も彼の手の内。 「性格が悪いと言われませんか?」 「よく言われます」 帳簿の不正を見抜く才覚で自分の居場所を築いていくエステラと、笑顔の裏で先回りを重ねる腹黒な上司。 けれど彼は、エステラが「嫌だ」と言ったことだけは、決して繰り返さなかった。 家族に選ばれなかった令嬢が、働く場所も、住む部屋も、許す相手も、手を取る相手も、自分で選び直していく異世界お仕事恋愛短編。
恋愛 完結 短編
文字数 18,162
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。 表紙

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
青春 連載中 長編 R15
文字数 31,050
「ただの幼なじみ」と言い続けた騎士団長が、私の縁談の席に乗り込んできました 表紙

「ただの幼なじみ」と言い続けた騎士団長が、私の縁談の席に乗り込んできました

「ただの幼なじみです」 誰に聞かれても、騎士団長ライオネルはそう答え続けた。 だから地味な伯爵令嬢リディアは、もう期待するのをやめて、侯爵家との縁談を受けることにした。 ――その見合いの席の扉が、勢いよく開け放たれるまでは。 「その縁談、少し待っていただきたい」 叙爵の勅書を手に現れた彼は、十年間、身分が釣り合う日まで黙って功績を積み上げていたらしい。 ※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
恋愛 完結 短編
文字数 11,926
死刑囚が勇者召喚された 表紙

死刑囚が勇者召喚された

タイトル通りです。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数 2,068