悪党みてぇな貴族だった俺、転生した現代で小動物系美少女をふる

五歳だった俺は入園式で≪彼女≫を見た瞬間、自分が前世で悪党みたいな貴族で、悪役令嬢と呼ばれ婚約破棄された少女と結婚して夫婦だったことを思い出し、急きょ通う幼稚園を変えた。しかし高校デビュー初日、俺は小動物系美少女に成長した十六歳の≪彼女≫に再会してしまい、その場で「一目惚れしましたッ好きです!」と告白され、即、振った。

というのに彼女はめげずに「好きです」とアタックしてくる、恥ずかしがるくらいならやるな、妙なところで行動力を出すな起こすな、というかお前本当に女子中出身なのか「ぎゅっとします!」ってどっちも却下に決まってるだろッ

断ってもアタックしてくる一学年の小動物系美少女。
それを無愛想な顔で断る俺。


彼女は前世で、俺の十歳年下の妻だった。

※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しました。
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