ライオンガール
火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。
アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。
シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。
そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。
命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。
サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。
動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。
喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。
※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。
※参考文献は最終ページに記載しています。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
23話まで読了。ほぼ思いつきと偶発に乗っかって、自分の行き先を決めてしまう主人公が、危なっかしいと同時に強くて圧巻。でも人生は案外、突発的な感情で大きく動くことも多いので、それに素直に従う主人公が清々しいです。
主人公が心を決めるところまできました。先を追います。
ホク、凄く好きです。彼と話すときは自分を飾らなくてもいいし、彼もきっと嘘なんかつかない。彼が笑ってくれると、私も本当にうれしくなります。ライオンの男性陣の中ではジャンとホクが2強かなあ…
あ、終盤のあたりのルーファスの台詞、「ここにいていいんだとんだと感じられる」→「ここにいていいんだと感じられる」でOKでしょうか?
ライオンガールとロマンドールを交互に読ませて頂いて思うのは、ライオンガールがよりストレートに人生に対する指針を投げかけてくれる作品であるのに対し、ロマンドールは冷えた心を少しずつ溶かし合うような静かな優しさを感じさせてくれる作品だな、と(個人の感想です、すいません)。太陽と月というのでしょうか、自分のその時の気持ちに応じてどちらかが欲しくなります。同時に投稿していただいて、相乗効果で愛しさ倍増です。ありがとうございます。
ネロ、クラウンへの道を踏み出しましたね。ネロが気を使ってルチアとジェロニモを二人きりにしてあげた場面、ロマンドールでリオがルーシーとブルーベルを二人きりにしてあげた場面を思い出しました。もっとも私はルチア推しなので、「違うよネロ、そうじゃないんだよ~」と身もだえしているのですが…
こんにちは。作品のためにサーカスの生活やクラウンなどを凄くリサーチされてあって、それが確かな臨場感を持って伝わってきます。登場人物もみんな個性があって、わちゃわちゃ感+ロードムービーといった趣でわくわくしながら読ませて頂いています。本当に世に出て欲しい作品です、微力ですが毎日ログインさせて頂いて少しでも応援させていただきます。ロンドンでのオーロラとの再会が楽しみ、でも到着せずにずっとサーカスが終わらないでいて欲しい、複雑な気持ちです…
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