余命一年の悪役令嬢は、愛する人に嫌われるために画策します

愛する人に嫌われることを選んだ悪役令嬢と、それでも追いかけた王太子の話。

愛する人に嫌われることを選んだ。それが、彼女にできる最後の愛し方だったから。

侯爵令嬢オフィーリアは余命一年を宣告された。不治の病。治療法はほぼ絶望的。婚約者である王太子リンドールのそばにいれば、彼の重荷になる。醜く変わっていく自分を見せたくない。何より、拒絶されるのが怖かった。だから彼女は「悪役令嬢」になることを選んだ。嫌われて、婚約を解消させて、誰も知らない場所でひっそりと消えるために。

けれど──

「俺が選んだ。それだけだ」
追いかけてきた彼は、そう言った。
嫌われるための画策。
それでも諦めない追走。
そして、妖精の鱗粉をめぐる奇跡。

断罪なし。ざまぁなし。

ただ二人が、同じ空の下で笑うまでの物語。

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全十二話
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