異端魔法の加護

 自室は凍りつき、自分の掌には小さな火の玉。わけのわからない光景に、空翔は精一杯答えを見つけ出そうとしていた。そして辿りついた答えは...
 「ゲームの中の、魔法が使える...!?」
 と言った、簡単には受け入れ難い物だった。
 昨日までは普通の高校生として、良くも悪くもない成績を取り、多くも少なくもない友達と過ごし、家では好きなことをして過ごしていた。それが今、目の前で崩れ去っている。何もかも理解出来なくなった空翔は、一目散に家の外へと駆け出した。



----無我夢中で開けた玄関のその先には、ゲームの中のような風景が繰り広げられていた。




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