ちょっとシュール小説一覧

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現代文学 完結 ショートショート
ツッコミ「こんにちは。今日も暑いですね。皆さま夏バテとかしてませんか?」 ボケ「ところで僕は最近、健康のありがたみをしみじみと噛みしめているんですよ」 ツッコミ「たまに風邪とかひくと、ありがたさに気付きますよね」 ボケ「今日は身体の様々な部位へ感謝の気持ちを伝えたいと思います」
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文字数 3,393 最終更新日 2022.07.08 登録日 2022.07.08
彼には盗癖があったが、運命的に出会った彼女との平凡な幸せを夢見て、まじめに暮らそうと努力する。ある日、彼女は祖母の形見だというペンダントを彼にみせる。涙型をしたそれは不思議な色に輝き、見るものを魅了する。彼は彼女の宝物を絶対に盗むまいと心に決める。にも関わらず、ペンダントはどこかに消えてしまう。彼女は彼を責めることはなかったが、そこから破滅ははじまっていく、、。
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文字数 3,993 最終更新日 2019.08.03 登録日 2019.08.03
「昨日、寝ていたら枕元に神様がきてね、私を天使にしてくれるって。そう言ったの」さゆりちゃんは言った。私はさゆりちゃんがうらやましくて、さゆりちゃんのお弟子さんにしてもらうことにした。女の子なら誰もがあこがれる天使の存在。少し天然な主人公の勘違いな魔法をめぐって、奇妙な物語に巻き込まれていく。幼少期、思春期、成熟期と少女の成長を追っての3部構成。
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文字数 8,751 最終更新日 2019.07.24 登録日 2019.07.22
ランドセルの中には色々なものが詰まっていた。けれど、どの中身も僕の興味を引かない。ランドセルには毎日、与えられたものが詰め込まれていく。やがて、ランドセルはいらないもので溢れかえってパンパンに腫れ上がる。僕はある日、山の上のクリーニング店を訪ねる。クリーニング店はランドセルを新品のようにきれいに洗い上げてくれた。しかし、その先には思いも寄らない展開が待っていた。
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文字数 5,678 最終更新日 2019.07.21 登録日 2019.07.21
子供の頃、6本指の男の子がいて、私はその子に憧れていた。何か自分だけの特別なもの。私だけの大切なもの。私はずっとそれが欲しかった。ある日、健康診断で見つかった小さな肝のう胞。それは私を幸せにしてくれた。
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文字数 4,346 最終更新日 2019.07.09 登録日 2019.07.09
きりんは僕の通う店にいた。「首が長いからきりん。そう覚えてね」彼女は言った。彼女の願いは叶えられた。けれど、願いが叶い過ぎた彼女は不安を抱えている。彼女は心配のあまり深刻な不眠症だった。僕は間もなく死を迎えようとしている。築き上げた莫大な財産に意味がなくなるのだ。最後に僕らが望んだのは、ささやかなもの。
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文字数 7,375 最終更新日 2019.07.09 登録日 2019.07.09
芝生の広場には一定の間隔ごとにカプセルが並んでいた。[39]番。それが彼にあてがわれたカプセルだった。カプセルの中で彼は様々なバーチャル世界を体験する。そしてそこにはいつも彼女の視線があった。突き刺すような恐ろしい視線だ。やがて、彼と彼女との関係性が明らかになっていく。それは、殺す側と殺される側という役割だった。繰り返し、繰り返し、その役回りは襲ってくる。逃げることはできない。
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文字数 5,247 最終更新日 2019.07.09 登録日 2019.07.09
きのこガールは戦闘の真っ只中にいた。彼女は戦争に欠かせない秘密兵器だ。ある日、彼女は敵国の負傷兵にキスをした。一目惚れだ。彼女は戦争を愛す。しかし、自分の恋愛を最優先する。彼はもう間も無く死のうとしている。彼女は彼女なりの決着をつける。
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文字数 1,618 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
彼と彼女は退屈なバカンスを過ごしている。自分で望んだものの、彼女は刺激のない生活にストレスを感じ出している。街に出て刺激的な遊びがしたいと、彼に訴える彼女。まあまあと、なだめる彼。退屈しのぎに彼はある壮大な物語を語り始める。
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文字数 5,048 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
僕は母さんとあさりを掘る。母さんはそのあさりでお味噌汁を作ってくれる。僕はまた母さんとあさりを掘る。僕が死ぬと母さんたちは悲しむ。でも僕は、生まれ変わって、新しい母さんとあさりを掘る。僕は母さんとあさりが好きだ。あさりは砂抜きの時、お鍋の中でかさかさと静かな音を立てる。
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文字数 2,956 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
街にはことり箱があった。ことり箱はピーチクパーチク騒がしい。だけど、街のみんなはことり箱を愛している。ことり箱があってのこの街だから、ことり箱あっての僕らだから。僕らは共に目覚め、共に出かけ、共に眠る。幸せは小鳥たちが運んできてくれる。大量の雨と共に。
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文字数 1,884 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
結婚は難しい。僕は彼女にプロポーズをした。彼女は僕と結婚をしたくないわけじゃないらしい。でも、したいわけでもないらしい。女は未知の生物だ。かわいい顔をして何を考えているかわからない。結婚生活、それは未知の生物との限りない戦いだ。僕はその権利を勝ち取るため、カンガルーに会いにいった。
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文字数 5,224 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03

賭けには負けてしまった。金は1円もない。僕はあるばあさんの杖代わりになることで金を得ようとする。しかし、金は海の中なのだ。飛び込もうか、否か。まもなく追っ手がやってくる。人生は選択の連続だ。僕は決断を求められていた。
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文字数 3,470 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03

僕は何かの用途を感じてこの店のドアを開いたはずなのに、それが何だったのか。もはやわからなくなってしまった。暗闇の中、僕が本当に望んでいたものは何だったのか。そして、これだったのか?
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文字数 1,842 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
気づくと僕の左手は、みぞおちの辺りで固く縮こまっている。 思いつきで左手にさかなの刺青を掘ってみると、左手は正常に戻ったかのように見えた。 しかしある朝、左手は巨大化して日常生活に支障をきたしはじめた。 でもそれは僕の妄想なのだ。そのことは僕にもわかっていた。
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文字数 2,543 最終更新日 2019.07.03 登録日 2019.07.03
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