隠れた実力者小説一覧

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 俺は都合の良い男であった。  両思いだと思っていた幼馴染から陰から聞いた言葉は 「あ、あんな奴、幼馴染だから一緒にいてあげているだけ! 都合の良い男よ! 私は先輩が好きなの!」  俺は感情をリセットして、幼馴染を応援してあげようと思った。 「な、なんで先輩があんたに渡したラブレター持ってんの!? ちょっとどういう事!?」  普通の学校生活を送りたいけど、俺には人間関係が難しい。  幼馴染もクラスの委員長も、バイトの仲間も、元気な後輩も……みんな俺の事を利用しているだけなんだ。  これは、都合の良い男が幼馴染から聞いた陰口から始まる――不器用な恋物語。
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文字数 149,410 最終更新日 2020.10.19 登録日 2020.10.09
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