SF 孤児 小説一覧
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本当にこれが、そう?」
「そうだ、たぶん」
「じゃあ、割るぞ、セーノッ」
刃物を当てた瞬間、パッカーンと何かが飛び出した。
なんと、可愛い女の子だ。
「ドワーッ、ちょっと、あんたら正気か? 普通、こんな金属に刃物で挑まないでしょ? どうなってるの、全くもう!」
なんか、怒って叫んでいる。
まあ切りどころが悪ければ、大量出血しただろうから仕方ないか。
女の子は怒っていた。
(お爺さんは川から流れてきたのが桃だと思ったから、実はタイムマシンでしたと言うオチ?
でもさ、ドラム缶くらいでかくて桃色の球型だけど、桃に見えたのかな? 本当に? まあ、それはさておき)
「それより、何その刃物? このタイムマシンは宇宙船にも使われる素材よ。普通の包丁じゃ、絶対刃こぼれするはずよ。素材は何?」
お爺さんとお婆さんは、顔を見合わせてニヤッと笑った。
桃のような物から出てきたのは、可愛い女の子だった。
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
文字数 30,097
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.05.23
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