ファンタジー 冤罪で婚約破棄小説一覧
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「お姉様なんて死ねばいいのに」
!!妹のアリーシャは私に、平気で心が壊れるような事を言ってきます。
毎日毎日幼い頃からずっと、私に『お姉様なんて死ねばいいのに』と言ってきます。
私は死にたくありません。
もう、心が完全に壊れてしまいそうです。
心が死んでしまいそうです。
心を護らないといけません。
心が死んでしまって生きているといえるのでしょうか。
「辞めてお姉様。だから、お姉様なんて死ねばいいのよ」
「聖女の仕事もろくにしないで、勉強もしない。お姉様なんて生きてる価値がないのよ。
何かあるとすぐに殴って。最低ね。お姉様なんて死ーーー」
「ほら、どうしたのよ。教科書で勉強してるんでしょう」
アリーシャは勉強しているはずですが、勉強の成果を出せていませんでした。
はは、ざまぁ。
「アリーシャは病弱じゃなくて自称病弱だ」
心が壊れてない者は、こんな時悲しい時涙が出るのでしょうか。
妹が病気で死んだというのに、泣くこともできない私をお父様お母様は社会は責め立てるのでしょうか。
皆で私をいじめるのですね。
この世界は私をいじめるために存在してるのでしょうか。
皆して、社会が世界が私を虐める、そんな世界の何が正しいのでしょうか。
私の心を一番壊していたのはアリーシャなんですから、貴女が死んだというのに涙も流さなくても
私を冷たいお姉様だなんて恨まないで下さいね。
自業自得というやつですよアリーシャ。
ざまぁ!!
「ビルギット、お前とは婚約破棄だ」
「あら殿下。冤罪という言葉を知らないのかしら」
私は無実を訴えても、冤罪で少年院に入る事になりました。
けれど私が入った少年院はイケメン美男子美少年イケメン少年だらけで!?
毎日イケメン美男子に囲まれ溺愛され少年院にはもふもふもいて。
あら、結構この少年院生活幸せかもしれません。
それでも、冤罪で婚約破棄され少年院に入れられた恨みは消えません。
冤罪で私を少年院に入れた元婚約者は許せません。
復讐します。
アリーシャばかり可愛がり、私の事を虐待して蔑ろにしてきた毒両親も、
このまま復讐せずにはいられません。
今更謝ってももう遅い。
ざまあしてやります。
文字数 4,067
最終更新日 2022.01.03
登録日 2022.01.02
「キャエット、お前のような下劣な女とは婚約破棄だ」
はぁ、馬鹿だとは思っていたけれど、幾ら馬鹿でも自ら死に歩む事はないでしょう。
「お前は同級生イライミー・ノックスを虐めていただろう」
はぁーーー?私が虐めなんてするわけがないでしょう。
「イライミーの傷にこんな△傷をつけたのはお前だろう、キャエット」
「ええ、そうよ。それがどうかしたのかしら」
頭お花畑な婚約者と同級生は私の頭を痛めてくれます。
ああ、頭が痛くなる。
あ、2人は当然出来てます。
頭お花畑な婚約者は真実の愛に目覚めたそうです。
真実の愛に目覚めるのは勝手だけれど殺しますよ。
「キャエット、婚約破棄され自由になったお前を妻に迎えに来た」
元婚約者を殺し自由になった私を、幼い頃に会った王太子クラリオンが迎えに来ました。
「ただ、男爵令嬢がはしゃぎ過ぎたな。生きて俺の妻になりたければ詫びいれろ」
頭お花束家な子息子女を溺愛していた親馬鹿どもが私を逆恨みで殺そうとしているそうです。
私を逆恨みする伯爵ストライド家に男爵ノックス家にこの機に乗じて私を逆恨みする者、上等切りまくってきた
私を潰しておこうとする者達も協力するので、男爵アンダーウッド家だけでは戦力負けしてしまいます。
クラリオンが言うように詫びを入れて、ルボオダス王族に助けてもらうのが正解でしょう。
でもね、病弱な王太子が逞しくなってるので困ります。
詫び入れて生き延びる事が出来なくなるじゃないですか。
詫び入れれば生き延びれ、クラリオンと結婚できると分かっていても、戦ってみたくなるじゃないですか。
幼い時も病弱で貧弱ながらも強かったクラリオンがマッチョなら、
そりゃもう男爵令嬢風情が勝てる相手じゃありませんよ。
その強さ、自ら確かめてみたくなるのが貴族という生き物なんですよ。
文字数 970
最終更新日 2020.11.28
登録日 2020.11.28
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