恋愛 道化師 小説一覧
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愚かな王子。あなたが惚れこむ『道化師ライア』。その正体は妻の私です 前世で『私』に断罪された王子と無鉄砲聖女の、凸凹やりなおしスローライフ
ミアス公国の王女フィアルは、幼少期から帝王学を叩き込まれていた。
剣術に魔術、そして外交の知識から地政学、国家間のやり取りの仕方。そして何より、さる転移者から教わった『現代知識』に至るまで。
それも全て『ルイン王国』に嫁ぐための『最高傑作』に恥じないものになるために。
自分を押し殺し、ただ王国の礎になろうと思っていたフィアル。
「フィアル、君のいうことは全て正しい。現代知識を疑ってはいけないんだ」
そんな彼女を嫁ぎ先のリュシアン王子は確かに溺愛し、全肯定してくれた。
「王子は優しいし幸せだけど……なんか変ね……」
だが、あまりに全肯定するその姿に疑惑を感じたフィアルは、気が付いてしまう。
彼のそれは愛情によるものではなく、前世でフィアルと婚約破棄をした結果、壮絶な断罪を受けて殺されたことに起因することを。
そのトラウマと民を巻き添えにした罪悪感が彼に
「自分では何も考えない。フィアルは全て正しい。これだけ信じて生きていこう」
と、考えるようにさせたと知る。
「うわ……私、前世でそんなひどいことやってたの……?」
さらに彼が受けていたあまりの断罪のえげつなさ、そして彼が抱えているトラウマの深さを理解したフィアルは決意した。
「それならいっそ『私が私の浮気相手』になればいいんだ! これから私は『道化師ライア』になって王子のトラウマを解消してあげよう!」
……と。
そして昼は聖女として現代知識を使って内政を行い、夜は『道化師ライア』としてリュシアン王子の元に行って距離を縮めることにする。
だが、彼女は知らなかった。
「フィアルの持つ『現代知識』はうわべだけのものであり、致命的な弊害があったこと」
に。
それに対してリュシアンは影ながらサポートしながら、悪友のような関係になった道化師ライアと手を携え、愛する妻である聖女フィアル(同一人物だが)を影ながらサポートすることになる。
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文字数 16,256
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.18
2
ずっと妹と比べられてきた壁顔令嬢ですが、幸せになってもいいですか?
ルミシカは聖女の血を引くと言われるシェンブルク家の長女に生まれ、幼いころから将来は王太子に嫁ぐと言われながら育てられた。
しかし彼女よりはるかに優秀な妹ムールカは美しく、社交的な性格も相まって「彼女こそ王太子妃にふさわしい」という噂が後を絶たない。
約束された将来を重荷に感じ、家族からも冷遇され、追い詰められたルミシカは次第に自分を隠すように化粧が厚くなり、おしろいの塗りすぎでのっぺりした顔を周囲から「壁顔令嬢」と呼ばれて揶揄されるようになった。
未来の夫である王太子の態度も冷たく、このまま結婚したところでよい夫婦になるとは思えない。
運命に流されるままに生きて、お飾りの王妃として一生を送ろう、と決意していたルミシカをある日、城に滞在していた雑技団の道化師が呼び止めた。
「きったないメイクねえ! 化粧品がかわいそうだとは思わないの?」
ルールーと名乗った彼は、半ば強引にルミシカに化粧の指導をするようになり、そして提案する。
「二か月後の婚約披露宴で美しく生まれ変わったあなたを見せつけて、周囲を見返してやりましょう!」
彼の指導の下、ルミシカは周囲に「美しい」と思われるためのコツを学び、変化していく。
しかし周囲では、彼女を婚約者の座から外すために画策する者もいることに、ルミシカはまだ気づいていない。
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文字数 75,852
最終更新日 2021.03.20
登録日 2021.02.25
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