恋愛 中高年 小説一覧
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おっさんよ、大志を抱け ―人生最後の片想い―
吹けば飛ぶような広告制作プロダクションで、名ばかりの営業部長として働く青山浩は、定年間近の五十八歳。五十過ぎに熟年離婚を経験し、息も絶えだえ、傷ついた心を慰めながら、なんとか生き延びていた。
そんな青山の前に現れて、心の灯りをともしてくれたのが、経理のピンチヒッターとして中途入社を果たした浅野來未(くみ)なる女性だった。來未自身、青山の初恋の女性に似ており、「いずれは再婚を」と望んでいるシングルマザーだったが、定年を前に社長から「六十歳以降も当社で働き続けたいのであれば、業務委託でお願いしますよ」と宣告されたばかりの青山にとって、來未は高嶺の花でしかなかった。
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おっさん三銃士、恋に落ちる
五十代にして妻から離婚をいい渡され、息も絶えだえ、瀕死の想いで弱小印刷会社にしがみついている青山。フリーランスとは名ばかりで、もしかすると生活保護の方がリッチなのではと思えるほど、人生の崖っぷちに立たされている中高年カメラマンの緒方。一国一城の主を気どってはみても、そのじつ借金まみれで、いつ夜逃げを断行してもおかしくない貧乏居酒屋の店主・伊藤。
三人には“おっさん”という以外に、ある共通点があった。身のほど知らずとでもいうべきか、こともあろう、伊藤が経営する「せんべろ亭」に、不定期で姿を見せる謎の美女に恋をしてしまったのだ。
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