現代文学 奇跡 小説一覧
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「思い出って、送れるんですか?」
春の終わり、小さな町の郵便局に転勤してきた青年・安達奏(あだち かなで)は、古ぼけた木の下に立つ“赤いポスト”を見つける。
そこは昔、町で一番人気だった「手紙だけを運ぶ不思議な郵便屋さん」が使っていたものだった。
しかし現在は使われておらず、ただの飾りと思われていた――はずだった。
ある日、奏が何気なくそのポストを開けると、そこには宛名も差出人も書かれていない「誰かのための手紙」が投函されていたのだった。
「差出人を探して、届けてみませんか?」
かつてその郵便屋と共に配達をしていたという犬・マルが現れ、奏に語りかける。
奏とマルの不思議な配達の日々が、町の人々の止まっていた時間を少しずつ動かしていく
文字数 14,729
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.06.07
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乗り越えられない壁にぶつかることがあります。
そんな時は、どんなにあがいても、どんなに頑張っても、跳ね返されてしまいます。
自分の力だけではどうにもならないのです。
しかし、
親友がいれば、
愛してくれる人がいれば、
心から応援してくれる人がいれば、
知恵が生まれ、力が漲り、不可能と思えたことが可能になります。
高い壁を乗り越えられるのです。
それが、『絆』が生み出す特別な力なのです。
✧ ✧
薬剤師の妻から老人性難聴の患者のことを、親友から耳鳴りで苦しんでいることを聞いた男は、難聴治療薬の開発に乗り出すことを決意する。
一方、プロのギタリストになる誘いを断ってレコード会社に就職した男は、娘のバンドを世界トップレベルに育て上げると共に、音楽業界の活性化のためにFM放送の抜本的改革に着手する。
そして、固い絆で結ばれた二人の想いと活動は一つになり、世界中の難聴患者救済へと向かう。
文字数 172,393
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.03.29
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昔から正義感が強く、子供の時からの夢だった警察官になった歩は、地元で交番勤務をしていた。その仕事にやり甲斐も感じていたが、彼の写真がネットに流出し、“イケメンすぎる警察官”として本人の知らないところで騒がれてしまった。それをきっかけにスカウトされて芸能界入りした歩は、タレント、俳優、モデルを熟し、経験を積み重ね、わずか数年で国民的な人気俳優にまで上り詰めた。その彼がある日突然この世を去った。日本中が悲しみに包まれる中、その死に納得できない女性ファンの一人が、現実を変えたくてある物語を執筆する。
“彼のいる現実”を描いた――
『DEAD ENDにはさせない』という物語を…
文字数 18,460
最終更新日 2020.10.29
登録日 2020.10.28
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アルファポリスの現代文学小説のご紹介
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