歴史・時代 火縄銃 小説一覧
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1
無窮花《ムグンファ》咲く国
文禄元年(一五九二)。豊臣秀吉の命により、日本の大軍が朝鮮へ渡った。
滝川一益の子・七郎は、父から教わった鉄砲の技を頼りに、異国の戦場に立つ。傍らには、滝川家の旧臣・豊左衛門がいた。
華々しい戦功を求める武将たち。しかし、七郎が目にしたのは、飢えや病に苦しむ兵士たちと、戦火に故郷を追われた朝鮮の人々の姿だった。
平壌からの撤退、晋州城をめぐる攻防。戦いを重ねるうちに、七郎は父が決して語らなかった戦の現実を知っていく。
敵と呼ばれた者たちにも、守りたい家族があり、帰りたい故郷がある。
これは、勝者の武功をたたえる物語ではない。
戦乱の朝鮮を舞台に、国を隔てて生きる人々の苦悩と、その中でも失われなかった人間の尊厳を描く歴史小説。
2
戦国怪異行 薬師と強者たち
戦乱と怪異が絶えない戦国時代。薬師の藤次郎は甲斐の国を救う為、秘薬を手に旅に出る。
道中、腕利きの侍・源武、火縄銃使いの浪人・伊左衛門、剛力の僧侶・羅漢義の三人の猛者が護衛として同行。
一行は異形の軍勢を退け、呪いの元凶へ迫る。
3
Matchlock-Gunners【マッチロック・ガナーズ】
「銃など武士が持つものではない」
江戸幕府がもたらした長い泰平の世は、侍の在り方を実力よりも理想の方へと押しやる。
刀と共にあるべきという理想にかぶれた藩は、御側衆鉄砲組頭の影山に人員整理を命じた。
その方針変更に反発しつつも影山は従うが、御側衆鉄砲組のうち二十名は老中たちに恨みを募らせたまま行方知れずとなった。
大量の弾丸と火薬とともに。
それから三年。
力づくで藩主の前に来た影山は、視察などで城を出た三名の老中たちは今頃死んでいるだろうと宣言する。
銃口を向けたまま、彼は藩主に向けて自分たちの計画を語り始めた。
侍ではないと指を差され、ないがしろにされた者たちの復讐譚を。
【古物商であり火縄銃修復師であった亡き知人を偲んで】
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