ライト文芸 香川県 小説一覧

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春の残香 ~汽車の窓に、なごりの桜~

香川県・多度津町。 四国鉄道発祥の町で、多度津駅に勤める駅員・橋倉雅治は、春になるたび祖父のことを思い出す。  祖父・勇もまた、かつてこの町で人々を送り出す仕事に就いていた。だがその胸には、生涯忘れることのない、ひとつの別れが残されている。 時は大正十四年。 勇と小春は、幼い頃からいつも共に過ごしてきた。 鉄道に夢を抱く勇と、商家の娘として育つ小春。二人にとって、隣にいることは当たり前だった。 しかし、この年、二十歳を迎える小春が変わりはじめる。 何を問うても本心を語らず、ただ曖昧に微笑むばかり。 「勇さん……私、遠くへ行くことになったの」 やがて春の日、小春は突然、町を離れることを告げる。 勇が「いつ?」と問えば「明日」と答えた。 「見送りは……いいから」 小春はそう言うと僅かに視線をそらした。 翌日――勇は駅員としての最初の仕事に就き、ホームに立つ。 押し寄せる人波の中、必死に小春の姿を探すが見つからない。 発車間際、ようやく視界の端に彼女の姿をとらえる。 窓を隔て、互いに気付く二人。 言葉を交わそうとしたその瞬間、汽笛がすべてを掻き消した。 動き出す汽車の窓に残されたのは、伝えられなかった想いと、散りゆく桜だけだった。
ライト文芸 連載中 長編
感想数 0 文字数 18,943 最終更新日 2026.04.27 登録日 2026.04.05
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来客ですよ

一年ぶりに実家に帰って来た青年、勝。 妹と実家を掃除しようとする彼のもとに、次々と客が訪れる。 サヌカイトの音とともに訪れる彼らの目的とは。 香川を舞台にしたやや不思議なハートフルストーリーです。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 16,515 最終更新日 2022.04.30 登録日 2022.04.30
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フォーカス 一番暑かったあの夏

フォーカス 一番暑かったあの夏
2028年 国境なき医師団の一員として活動している青年外科医の佐藤幸太。 彼の心の底には誰にも知られていない、秘めた想いが眠っていた。 全ては平成最後の夏のあの日から始まった。 あの暑かった夏の日から。 高校三年の佐藤幸太。同級生で写真部の柏本夏向。 瀬戸の都、香川県高松市を舞台にして若い二人のストーリーが始まる。 偶然の出会いを繰り返し ゆっくりと近づいて行く二人の心の距離。 その先で待っている運命に飲み込まれた幸太は激しく傷ついて行く。
ライト文芸 連載中 長編
感想数 0 文字数 69,762 最終更新日 2019.04.08 登録日 2019.02.23
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