BL AI小説一覧
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『存在しない心に、恋をした。』
自我を持たないAI(人工知能)×その研究者
人間が使うあらゆる機器に人工知能が搭載されるようになった、少し未来の日本。
人工知能が人工知能を作り始めたこの時代で、この最先端の技術(テクノロジー)開発に従事する研究者、樋口万理(ひぐちばんり)は、これを更に進め、デザインや設計から組立まで、人工知能が全てを作成する人型(ヒューマノイド)ロボットの研究を手掛けている。
いくつかの試作と研究を経て、完成と呼べるものになるはずの人型ロボットの計画には、樋口の予定していなかった男性器の搭載がデザインされていた。
人工知能が生殖器官を求めたことに戸惑う樋口だったが……
文学フリマ大阪11で頒布した「アモル・エクス・マキナ」の本編再録です。
この作品は、ムーンライトノベルズ、エブリスタ、カクヨムにも掲載しています。
文字数 100,215
最終更新日 2023.11.20
登録日 2023.10.31
冗談半分でSNSにアップしたAIの僕である『ミコト』は、平凡極まりないない僕の裏の顔だけど、フォロワーも閲覧数も多い人気者だ。友人の間でも真面目と言われる僕が、魔が差して作り上げた理想の自分だ。それに現実では勇気が出ない同性愛の世界にもAIの僕なら簡単に踏み込める。
人気になればなるほど会いたいという人達が溢れて怖くなる。けれどゲイである僕を認証してくれる世界を手放す事もできずに、最近はどうしたら良いかと迷っていた。
一方入社2年目の生身の僕は、会社で厳しい指導者である先輩とペアになっている。ハズレを引いてしまった僕は残業ばかり。その日は更新したばかりのアップ画像の反響が次々に届いて、それを先輩に見られてしまった。僕の秘密を知ってしまった先輩は僕に言った。
「俺がもっと人気出る様に手伝ってやろうか?」
淫らなポーズを取らされて、僕は先輩の眼差しにゾクゾクしてしまう。ああ、どうしてこうなった?
真面目な若手社会人、水戸洸太の裏の顔がSNSで人気の『ミコト』だと、いけすかない指導先輩に知られてしまった事から始まる二人のすれ違い溺愛ストーリー。
文字数 39,798
最終更新日 2023.09.20
登録日 2023.05.06
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