人体損壊 小説一覧
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1
何度でも貴方を殺します。理由? 楽しいからですわ
調香師リシェルは婚約者である第二王子に軽んじられ、公爵令嬢の策略で断罪され、事故で命を落とす。
――はずだった。
しかし目覚めると、時間は巻き戻っていた。
死ねば戻る、そう気付いた瞬間、彼女の微笑みに血の匂いが混じった。
焦る必要などない。だって――
何度でも、殺せるのだから。
これは鉄の香りを纏う調香師の、優雅で悪趣味な復讐譚。
※小説家になろう様にて同じ内容で投稿しております。
文字数 13,538
最終更新日 2026.02.24
登録日 2026.02.24
2
アッシュ・ライン・コード~生命の気配のない世界を、男は北へ歩く~
これは正史である――
男はたった一人、生命の気配のない荒廃した世界を歩き続けていた。
灰と塵に覆われた空。崩れた都市。沈黙した機械。
かつて人類が未来を託した遺伝子データの保存領域は壊れ、より深く、より高いセキュリティに守られた階層だけが、地の底でひっそりと稼働を続けている。
男の名は、燼〈ジン〉。
この世界で、彼の存在を知る者はもういない。男は、40年歩き続けていた。若く美しい姿のままで。
男の記憶は少しずつ薄れていった。時を重ねるたび、身体が傷付くたび、かつて愛した女の声も、表情も、数日間だけ与えられた幸福の記録さえも、再生のたびに遠ざかっていく。
それでも、男は歩くことをやめない。
彼を突き動かしているのは、ただ一つの目的だった。
――彼女に託された物をある場所へ届けること。
荒廃した世界で、男の愛は気付けば憎悪と痛みに変わっていた。
僅かな人類しか生き残っていない世界の果てに、彼は最後に何を見るのか。
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文字数 2,864
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.29
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