信頼の再構築 小説一覧

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絶対命令の皇帝は、生贄聖女に拒否権を乞う

「私に、無断で触れないこと」 生贄にされるはずだった聖女が、皇帝に突きつけた条件だった。 誰も逆らえない声を持つ皇帝レオンハルト。 その命令が届かなかったリシェルは、祭壇の前で「死にたくない」と告げる。 すると皇帝は、彼女の前に跪いた。 「私を拒んでいい」 与えられた猶予は百日。 生きる方法を探して彼と過ごすうちに、リシェルは気づく。 冷たいと思っていた人が、自分の返事を待っている。 触れようとした手を止め、低く掠れた声で、自分に頼ろうとしている。 その不器用さに、心が近づいていく。 けれど、守りたいという願いさえ、絶対の力を持つ彼の過ちになる。 傷ついた信頼を、甘い言葉だけでは取り戻せない。 彼に「いいえ」と言えるまま、いつか自分から「はい」と伝えたい。 生贄聖女と孤独な皇帝の、恋と再生の物語。 全50話・ハッピーエンド。
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