「絶景」の検索結果
全体で49件見つかりました。
学年一の美女「杉川小春」に恋をする一般的な高校生椎名。
高二の夏休みを前に親友の山根から夏休み初日に杉川も参加する集まりがある事を聞く。
学校の七不思議を解明したり、秘密の絶景スポットでのBBQに始まり、数々の夏を一緒に過ごして、夏休み最後のイベント花火大会で椎名は告白を決意する。
しかし、そこであるトラブルが起きて―ーーー。
かけがえのない夏を全力ですごした青春物語。
文字数 84,329
最終更新日 2024.07.20
登録日 2024.07.20
昨年の夏、日本平のレストランで奈緒子が指差した小さな山――虚空蔵山。その名は丑寅生まれの守り本尊・虚空蔵菩薩を祀る聖峰であり、海を行く船人や人々の信仰を支えてきた。標高わずか百二十六メートルながら、古来より祈りと歴史を刻んできた山である。明治には無線通信実験の舞台ともなり、如月の大祭には参拝客が賑わう。山頂からは駿河湾や富士の絶景が広がり、鐘の音が風とともに響く。
語り手は青春時代、瀬戸川で仲間とサーフィンを楽しみ、後に息子を海で遊ばせた記憶を抱いていたが、その背後に虚空蔵山があることを知らなかった。半世紀を経て、山の存在を知った彼は、人生を見守り続けていた小さな聖峰に深い感謝を覚える。
やがて敬老の日、ついに虚空蔵山への登頂を決意。参道を登る途中、駿河湾の青や焼津港の汽笛が過去の思い出を呼び起こす。山頂の香集寺で虚空蔵菩薩と対面した瞬間、風と鐘の響きに包まれ、青春への感謝や奈緒子夫婦の絆の真理を悟る。丑と寅が鬼門を守るように、夫婦や家族、友情など人の世の大切なものを山が守り続けていると感じるのだった。
虚空蔵山――海と空の狭間で永遠に微笑み続ける慈愛の峰は、語り手にとって信仰や郷愁を超え、人生のもう一つの故郷となる。
文字数 5,659
最終更新日 2025.09.16
登録日 2025.09.16
目が覚めると、そこは死よりも鮮やかな「隠世(かくりよ)」だった。
空には赤銅色の光を放つオーロラが揺らめき、星々は生き物のように蠢いては彼方へと吸い込まれていく。僕、佐藤蓮が立っていたのは、断崖に突き出した石造りの舞台。眼下には、大正浪漫と怪異が混ざり合った、眩暈のするような絶景が広がっていた。宙に浮く屋敷、柳の木から吊るされた長屋、そして街を彩る無数の狐火。通りを行き交うのは、着物を着た猫や天狗といった異形の者たちだ。
その世界の中心に、不夜城のごとく鎮座するのが「私立八百万学園」。僕の新しい居場所であり、逃れられない運命の舞台。
ここは、僕が見つけた、世界で一番鮮やかな恋の始まりだった。
文字数 65,872
最終更新日 2026.03.26
登録日 2026.03.26
