子爵家の三女、ミアはごく平凡な自分には不釣り合いなほど美しく情熱的な辺境伯、リオンとの結婚を控えている。
ミアは幼い頃試した「将来の結婚相手がわかる」おまじないを思い出す。結婚相手が映るはずの水鏡に人影を見た直後、水面が血のように濁ったというおそろしい経験を思い出した。
水鏡で見た瞳と、婚約者の瞳が似ている気がする。それに、彼は顔の半分を眼帯で隠している……。
ミアの胸には言葉には出来ない不安が広がっていく。
(表紙デザイン:ちゃぴ)
文字数 15,518
最終更新日 2026.05.22
登録日 2026.05.17