「リハビリ」の検索結果

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自らの脳出血体験を元にした「6割ノンフィクション」小説です。
文字数 10,984 最終更新日 2023.08.25 登録日 2023.08.25
 ウチは江戸京子。看護師をしている。  ウチが勤める山中病院の脊髄損傷患者の病棟に、オリンピックの野球金メダリストで先の甲子園大会の優勝投手・坂本哲也が運ばれてきた。交通事故やった。彼にはプロになり、メジャーのマウンドに立つという夢があった。彼らの様な患者のやりたい事と現実の折り合いを付けて、症状の回復と社会復帰を手助けするのがウチとか後輩看護師の青葉祥子等の主な仕事や。看護師になろうと思ったのは、高校の時、思想が違うグループ同士の喧嘩に巻き込まれ、脊髄を損傷した後輩の望月昴を治してやりたいと思ったからや。あの喧嘩はウチが焚き付けたせいや。今でもその悔恨の念は消えていない。  リハビリが思う様に進まず、もやもやしとった哲坊(坂本哲也)が野球への想いを胸にしまい次の目標へ進む決意が出来たのは、彼のファンだという女の子、たまちゃんだった。彼女は遊んでいたジャングルジムから落ちて脊髄を損傷した。歩けなくなった自分に絶望して死のうと思ったが、大好きな哲坊がリハビリを頑張る姿に、自分も頑張ろうと励まされて思い留まった。小さな勇者は、哲坊を奮い立たせた。  オリンピックの野球日本代表でバッテリーを組んだ谷口匠との野球への惜別のキャッチボールを終えた哲坊は、主に病院の退院者が集まってプレイしている車椅子バスケットボールに人数合わせで誘われ、この競技の日本代表である望月昴からの熱烈な勧めもあり、昴と共に「第一回ギリシャ統一オリンピック」で金メダルを目指す事になる。  昴とは違い、哲坊の実績は0。車椅子バスケの世界大会であるゴールドカップ観戦でカナダ代表のアンダーソンやブラジルのシルヴァ、アメリカのバーバー等世界の強者達に衝撃を受けた哲坊は、日本代表に選ばれて彼らに勝つ為には武器が必要だと痛感。ピッチャーだったコントロールの良さと肩の強さを活かし、3ポイントシュートに活路を見出そうとする。さらに試合経験を積む為に、昴のいる強豪インフィニィティではなく、元ブラジル代表で日本に帰化をしたマルコ(シルヴァ)と共にタートルズへ入る事になる。女子車椅子バスケのエースであるヨウコの叱咤激励や、野球部のマネージャーだった小田真希ちゃんの応援、田中純さんや昴による特訓の成果もあり、師匠である昴のインフィニティを倒して県大会でタートルズは初優勝。哲坊は大会の得点王になった。全国大会では昴のインフィニティに敗れたが実績が認められ、切磋琢磨した昴やマルコ等と、哲坊は車椅子バスケの日本代表に選ばれる。  古代ギリシャの神様へ五輪を返還、オリンピックとパラリンピックの垣根を無くしたギリシャ統一オリンピックが開催された。背番号1を背負って躍動する哲坊と日本代表は快進撃で勝ち進んだ。そして王者カナダとの金メダルを掛けた決勝戦でも哲坊は得意のシュートを決めてカナダを追い詰めた…
文字数 111,627 最終更新日 2024.05.10 登録日 2023.12.13
交通事故の後養生とリハビリを兼ねて山奥の村、二針村に転院してきた男子の中学一年生の高木京介。 その村唯一の学校で小学生も同じ教室で学ぶ全校生徒六人の二針学校に通学し同級生で同じく療養中の女子の夏木涼波、中二の女子の先輩、榎本薫と弟の光くん、双子姉妹の蜂谷高音・乃花と出会う。 そんな中、学校からの帰り道で寄った図書館で血がついた一冊のノートを見つける。 そこには何やら不穏な文章とこの村には存在しないはずのトンネルの記載があった。 そして、京介はこの謎を解決していく。 これは山奥の村で起こる青春ミステリ。
文字数 35,552 最終更新日 2024.05.10 登録日 2024.02.20
【第10回ネット小説大賞一次選考通過作品】 かつて、縁があったサラブレットにファンレターを送る程、その馬を応援していた優斗は、その馬の初重賞制覇が掛かる一戦をテレビ観戦中、ある病魔に襲われて生死を彷徨う事となる。 一命を取り留めた優斗は、その病気の後遺症で身体に障害を負ってしまい、彼がそんな身体で生きていく事に絶望していた頃、その馬……クロダテンユウも次のレース中、現役続行が危ぶまれる大怪我を負ってしまう。 退院後、半ば自堕落な生活を貪っていた優斗は、リハビリを担当していた言語療法士で、幼馴染でもある奈津美に誘われてクロダテンユウの故郷でもある牧場を訪問、そこで謀らずも、怪我からの復帰のために奮闘する彼と再会する。 そこで、クロダテンユウとその関係者たちの、再起に向けて諦めない姿を知った事で、優斗の苛まれた心は次第に変わって行き、クロダテンユウとその関係者たちもまた、優斗の様なファンの思いに応えようと、有馬記念での本格復帰を目指すのだった。 ※…優斗の半生は、病気も含めて筆者の人生を投影した、私小説の意味合いもあります。 尚、『小説家になろう』さんにて、当初書き上げたのが2016年(※現在は削除)のため、競馬描写に登場する設定やレース名などが、現在と異なる点はご容赦ください。 ※2022年10月1日より、カクヨムさんでも重複掲載を始めました。
文字数 242,983 最終更新日 2022.05.23 登録日 2022.02.16
無職独身一人暮らし40歳、一週間後には家から追い出される予定。 人生どん詰まりな黒羽勇二の元へ、小学生時代の友人、灰江光一が訪ねてくる。 灰江とは25年ぶりの再会で、黒羽は驚くが、灰江は黒羽の家にズカズカ入ってくる。灰江は28年前に結成したノストラダムス解明会「怪解会(カイカイカイ)」を再結成しようと誘いに来たのだ。 灰江はホラーミステリー作家になったが、スランプになっていた。そこで、出版社からバイトとリハビリを兼ねて、子供時代の怪奇事件を記事にする話がきたのだ。 読者はバディものが好きとの、灰江の謎のリサーチの元、オカルト同志だった黒羽の所へやってきた。 黒羽は報酬に誘われ、引き受けることにしたが……。 どん詰まりコンビで、子供時代の朧気な記憶を辿っていくと、奇妙な話が次々と現れ、さらに黒羽はなぜか血溜まりの幻覚を見るようになる。 ノストラダムスに夢中になっていたあの時代、本当は身近に起きていた奇妙な事とは……。
文字数 872 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.30
蛇場見(じゃばみ)ミチルには夢がなかった。 親に言われるまま指定された高校を出て、親が言う大学を出た。 新卒で入社した会社で体を壊し退社。 引きこもりになっていたミチルに、叔母がお願いをしてくる。 ミチルの従妹・大木(おおき)ユメの家庭教師をしてほしい。 ユメは明るく元気が取り柄だけど、勉強が苦手な子。 社会復帰するためのリハビリに、期間限定でユメの家庭教師を引き受ける。 そして夏の間、人々との出会いと交流を通じて、ミチルとユメは自分のなりたいものを考えていく。 個人サイトとエブリスタでも公開しています。
登録日 2024.02.23
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