「平穏」の検索結果

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応仁の乱から六十年。信長登場以前の戦国時代がここにある。 第一章 動乱前夜 千利休が誕生した|大永二年《西暦1522年》より物語は始まる。前年の将軍出奔という大騒動が一段落し、新たしい帝の御代となった大永の世は、まさに動乱前夜という様相を呈していた。先年来の両細川の乱は細川澄元の死によって小康状態であり、細川氏と大内氏の対立は遠く海外で衝突を起こす。幕府の抱える問題が噴出し始めていた。 第二章 苞蔵禍心 |大永五年《西暦1525年》、平穏に幕開けたはずの年はまさに厄年であった。武家の諍いとは無縁の所で青蓮院門跡の花会が盛大に催される。茶の湯の巨匠・村田珠光の婿養子・村田宗珠の今でいう添釜であった。一方、細川家では高国が隠居・剃髪し、稙国が家督したが、疫病が大流行して畿内は混乱に陥る。そんな中、対立を深める細川尹賢と香西元盛だったが、謀略により元盛が誅殺され、高国陣営は転がり落ちるように形勢が悪化する。そして起こる桂川原の戦い。 第二章堂々完結!
大賞ポイント 561pt
文字数 186,219 最終更新日 2024.06.15 登録日 2022.03.17
 もしかしたら、鎌倉から始まった武士の世というものは、めまぐるしいなどとと言われる現代よりも、圧倒的にめまぐるしく価値観の変動する激動の時代だったのかも知れない。  この語は、その激動の時代を生き抜いた武士の血脈を受け継ぐ一人の女が、江戸の町人の妻として平穏に生きようとする姿を描いていく。
大賞ポイント 5pt
文字数 16,080 最終更新日 2021.10.18 登録日 2021.05.31
「その手に掴んだものを、守り抜く。それが使命と心得よ」 時は江戸。かつて「独眼竜」の異名で恐れられた伊達政宗の次女、牟宇姫は、もうじき はとこ の石川宗昭に嫁入りすることが決まっている。自身の「むう」という変わった名前や、許婚である宗昭との関係に悩みながらも、信頼する乳母のすみや、異母姉の五郎八姫らの支えを受けながら穏やかに暮らしていた。 しかし、そんな平穏な暮らしを妨げるように、牟宇姫毒殺未遂事件が勃発。犯人の正体を探るため牟宇姫は自ら立ち上がるが――。
大賞ポイント 4pt
文字数 58,632 最終更新日 2021.06.20 登録日 2021.05.31
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