「専守防衛」の検索結果

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「カオル、ガウスライフルは君が怪我をしなければロックが外れない仕組みだ。かすらせる感じで攻撃を受けろ。チッと音を鳴らす感じだ」 人工知能ロンロンの無慈悲な通告に、主人公は顔を引きつらせた。 「いや、あれは……かすっただけで死ぬぞ」 二階堂薫(にかいどうかおる)、38歳。 彼は脂の乗った銀河証券マンだったが、取引にコケて惑星一個分の損失を出し、宇宙船で空の彼方に失踪した。 自分の最期はコールドスリープで安楽死か、あるいは恒星突入で派手に散るか。 そんな逃避行の果てに、二階堂は宇宙船ごとワームホールに飲み込まれる。 気が付くと二階堂は見知らぬ土地にいた。 宇宙船も服もそのまま。しかし外は意味不明な場所にさま変わり。 ゲーム好きな人工知能ロンロン曰く、ここはまるで死にゲーのような危険度だという。 見るからにヤバい怪物が跋扈する中、水も食料も近くにはない。 二階堂はもう死にたかったが、ロンロンの「囚われの姫を助けに行け」などという王道ゲームさながらの激励で言葉巧みに誘導され、彼は唯一の武器である狩猟用ライフルを持って外に出た。 しかしそれは撃たれるまで撃てないという、専守防衛という名の日本の崇高なサムライ精神が詰まった、文字通り無用の長物だった。 ライフルのロックを外すには、相手の攻撃を受けなければならない。 しかし相手は触っただけで死に至りそうな禍々しい怪物ども。 前門の具体的な死。後門のゲーム脳AI。 こうして進退きわまった二階堂の、お姫様を救い出すオワタ式弾幕無理ゲーが始まった。
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小説 21,307 位 / 21,307件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2020.05.18
SF 連載中 長編 R15
繁栄を謳歌する人類に、冷や水を浴びせる事態が起こる。 突如、宇宙からエイリアンが攻めて来たのだ。昆虫型の完全生物は、頑強なカプセルに乗っていて、核兵器を含む既存の兵器が役に立たない。唯一の攻略法は、エイリアンが出入りする場所から乗り込む事で、それには、敵との肉弾戦を余儀なくされる。 対エイリアン用の近接格闘兵器として登場したのは、鋼殻体と呼ばれるパワードスーツだった。そして、パイロットとして選ばれたのは、工場作業員やコンビニ店員だった。 『物語』 近未来、火星の基地を襲った昆虫型エイリアンは、月まで侵略し、地球圏を脅かし、人類の存在を危うくしていた。 それに対抗するべく、国境や宗教の違いや人種を乗り越え、団結した人類は、地球連邦軍を強化し、戦いに備えていた。 日本でも、専守防衛とばかりは言っていられず、徴兵制が開始される。そんな中、下層労働者のハジメは、徴兵検査で鋼殻体への適性が認められ、パイロットとしての道を歩むことになる。 厳しい訓練を受け、心身共に成長したハジメは、初めて日本に襲来するエイリアンの方舟と対峙し、激戦に巻き込まれる! 一部のシーンで、複数視点から描く事により、立体的な表現を試みています。 『第二部』 第二部に入り、主人公はハジメから顕に代わります。 エイリアンの侵略から五十年後の地球に新たな火種が出現します。人類は、エイリアンの置き土産に亡ぼされるのか? それとも、新たな進化を遂げるのか? 『備考』 SF小説の傑作「宇宙の戦士」へのオマージュ作品です。 星屑の戦士たちへ 眼鏡女子に~のアレンジ作品になります。
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小説 185,610 位 / 185,610件 SF 5,137 位 / 5,137件
文字数 42,305 最終更新日 2017.06.13 登録日 2017.06.04
転生したものの、イケメンでも貴族でも魔物でもなく、その身は戦車だった。 専守防衛と人に役立つ事を心に秘め、転生させてくれた神様の使命を果たすためのんびり世界を旅する。
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小説 21,307 位 / 21,307件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2019.12.13
12世紀、現在のウクライナ~西ロシアの一帯は、キエフを中心とする、ルーシと呼ばれる諸公国の集合体によって統治されていた。 1132年、ル-シの間で大公の座を巡る争いが勃発すると、リャザン公グレプは西方への備えとして、トゥーラの地に小さな砦を築くことにした。 さらに臣下の意見を容れたリャザン公は、ロイズと名乗る青年を、彼の伴侶と共にトゥーラに送る―― 『専守防衛』 小さな国を守ろうとする二人だが、ルーシの大地には戦禍が拡がっていく―― 小さな国にも、家族があり、絆は紡がれ、恋が生まれる―― それらを守るため、二人が選ぶ道は? これはキエフとモスクワ。 現在まで続く、1000年の呪いの物語―― ------- *より良い作品とする為、物語の軸は崩さぬ範囲で都度、改稿しております。ご了承下さい。 *良いも悪いも気になるも、感想、ご意見よろしくお願いします。 反戦のメッセージを表した作品になります。 読み進めて頂ける内容だと感じましたら、是非ツイッター等SNSで紹介してみて下さい。励みになります。 参考文献: ロシア原書年代記(名古屋大学出版会) 中沢敦夫 『イパーチイ年代記』翻訳と注釈 /富山大学人文学部 日本古代ロシア研究会 各資料  ほか
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小説 185,610 位 / 185,610件 歴史・時代 2,381 位 / 2,381件
文字数 330,847 最終更新日 2023.11.09 登録日 2022.05.01
2026年に、専守防衛として設立された日本国軍は2028年に勃発した第三次世界大戦の中国・台湾戦線の活躍により、その実力が世界に認められていった。2030年に南極で突如独立宣言をした、ドイツ第四帝国。その4年後である2034年、10月。日本の最新鋭南極観測船『そうや』は世界平和協定の一環として、世界各国の研究者たちを乗せ、南極に向かっていた、南極到達間近にまで接近して来ていた『そうや』を沈没する。この「『そうや』沈没事件」をきっかけに大規模進行を開始、世界各国の制海権はもちろん、偵察衛星や海洋ケーブルなども破壊され通信までも困難となっていった。その国家存亡の危機に対し立ち向かうのは、2023年から確認されていた「人型艦艇」と呼ばれる魂を持った軍艦たち。対馬鎮守府に所属する人型艦艇の艦隊の総旗艦である伊吹は、対馬鎮守府司令官の曾山昭弘と共に明光艦隊を率いて第四帝国と国家の存亡をかけて大攻勢を開始する。
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小説 21,307 位 / 21,307件 ライト文芸 403 位 / 403件
登録日 2023.03.30
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