3
件
「今日で終わりにしよう」
十年、パーティの一番後ろで荷を背負ってきた。盾も剣も持てない。仲間が斬られたときも、荷を抱えて立っていただけだ。退職金は銀貨四十枚。次を探せば「その年で荷物持ちなら、ずっと荷物持ちだ」。
ただ、俺は十年、歩数を数えていた。一層から四層の途中まで、全部頭に入っている。
魚屋の裏の小さな地図屋で、初めて線を引いた。街で売られている地図は、三層の東回廊が五十歩ずれていた。
歩数の書いてある地図は、新人の間で少しずつ売れはじめる。
地図を持たずに歩いてきた元のパーティは、三層の階段で、右か左かで止まるようになった。
スキルも魔法もない。あるのは足と木炭と、十年分の数だけ。
その数に、迷宮街がやがて頭を下げる。
毎話の終わりに「ナギの歩数帳」つき。
※本作は生成AIを利用して本文を作成しています。
文字数 15,282
最終更新日 2026.10.10
登録日 2026.10.09
異世界に集団召喚された朝倉透。勇者のスキルも魔法もなく、城を追い出された。
けれど彼だけが、ステータス画面の隅の「設定」に気づいていた。
難易度:ハード → イージーに変更。経験値10倍、受けるダメージは10分の1。
好感度表示:OFF → ON。
その瞬間から、全員の頭の上に数字が見えるようになった。
最初から「72」の同級生。
規約を盾に守ってくれる、ギルドの受付嬢。
助けた瞬間「90」まで跳ね上がった、狼の獣人の少女。
「0」から一つずつしか上がらない、元騎士団の女騎士。
そして数字が「???」のまま揺れる、三百年を生きるエルフ。
数字が100に届いたら、その先は本人の言葉で。
全員ハードの異世界で、俺だけイージー。好感度も、もう隠せない。
文字数 89,434
最終更新日 2026.10.10
登録日 2026.10.10
バイトをクビになった。口座の残高は三万一千四百円、家賃の引き落としは四日後。
一年前、日本中に現れた「神様のダンジョン」。部屋ごとに石板の掟があって、掟は毎日のように書き換わる。誰も最後まで読まない。一番下に、苔に埋もれた小さな※があっても。
羽柴樹、二十歳。前のバイトは、仕様書を最後まで読んで穴を見つける仕事だった。見つけた穴は、全部、主任の名前で報告された。
だから今度は、自分の名前で報告する。
【不具合のご報告、誠にありがとうございます。報奨として、通常クリア報酬の五十倍を付与いたします】
読む奴だけが通れるダンジョンで、読まない連中を追い抜いていく。規約読み系・頭脳バトル・現代ダンジョン。
※本作は生成AIを利用して本文を作成しています。
文字数 82,468
最終更新日 2026.10.10
登録日 2026.10.08
3
件