この国の妖精はいたずら好きだ。たまに誰かの頭の上にその人の心の声や妖精のつっこみを文章で出す。
それがどんなに失礼でもどんなに不敬でも罪に問われることはない。
「なろう」にも投稿しています。
文字数 6,370
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.13
誇り高く慈悲深い、公爵令嬢ルイーズ。だが気が付くと粗末な寝台に横たわっているのに気がついた。
鉄の意志で声を押さえ、状況・・・・状況・・・・確か藤棚の下でお茶会・・・・ポットが割れて・・・侍女がその欠片で・・・思わず切られた首を押さえたが・・・・首にさわった手ががさがさ!!!?
やがて自分が伯爵家の先妻の娘だと理解した。後妻と義姉にいびられている、いくじなしで魔力なしの役立たずだと・・・・
なるほど・・・今回は遠慮なく敵をいびっていいんですわ。ましてこの境遇やりたい放題って事!!
ルイーズは微笑んだ。
文字数 42,808
最終更新日 2024.02.11
登録日 2024.01.09
わたしは、侯爵家の長女。跡取りとして学院にも行かず、執務をやって来た。婿に来る王子殿下も好きなのは妹。両親も気楽に遊んでいる妹が大事だ。
息詰まる毎日だった。そんなある日、思いがけない事が起こった。
わたしはそれを利用した。大事にしたい人も見つけた。わたしは幸せになる為に精一杯の事をする。
文字数 43,890
最終更新日 2023.11.17
登録日 2023.10.20
執務室で凍え死んだわたしは、婚約解消された日に戻っていた。
悔しく惨めな記憶・・・二度目は利用されない。
文字数 74,187
最終更新日 2023.11.11
登録日 2023.09.28
ある日、教会の地下から変な音が聞こえた。おとなに言っても誰も聞こえないと言う。だから僕とエドは二人でなんの音か確認に行った。
地下のドアの向こうから音がする。恐る恐るドアを開けると黒い影が飛び出して来た。
逃げようとするとエドが僕を影のほうに突き飛ばして
「おまえなんか食われてしまえ」
足の痛みをこらえて起き上がろうとする僕が見たのは・・・・・
「ほーーーいい魔力だな・・・・」と言う声の主だった。
文字数 7,546
最終更新日 2023.10.25
登録日 2023.10.05
ティーナは王宮薬師の下っ端だ。地下にある自室でポーションを作っている。自分ではそれなりの腕だと思っているが、助手もつけてもらえず一人で働いていた。
そんなティーナが王命で公爵と結婚することになった。驚くティーナに王太子は公爵がひとめぼれからだと言った。
ティーナだって女の子。その言葉が嬉しいし、婚姻届にサインするとき会った公爵はとても素敵だった。
だが、それからすぐに公爵は仕事だとかで一度も会いに来ない。
そのうえ、ティーナの給料の大半が公爵家に渡される事になった。ティーナにはいるのは端数の部分だ。
お貴族様っていうのはほんとに民から金とるしか考えてないねとティーナは諦めて休みの日も働いて食いつないだ。
だが、ある日ティーナがプッツンとなる出来事が起きた。
働いたって取り上げられるなら、働くもんかと仕事をやめて国一番の歓楽街のある町に向かう事にした。
「わたしは都会が似合う女だからね」
やがて愛しいティーナに会えると戻ってきたジルフォードは愕然とする。
そしてすぐに追いかけたいけどそれも出来ずに・・・・
文字数 76,421
最終更新日 2023.10.06
登録日 2023.08.25
予定より早く出張から戻ったら、無人のはずの家に恋人ともう一人?!・・・・だから、玄関にサンダルが・・・・
ふらふらとマンションをでたら、そこに昔の男が現れた。おもわず差し出された彼の手をとったわたしだが、
彼と寝盗り女がまわりを巻き込んで仕掛けて来た。
彼の助けを少しだけ借りて、やり返していると・・・・・騒動が大きくなって手に負えなくなって・・・・
現代日本風の世界のお話です。
文字数 14,959
最終更新日 2023.10.01
登録日 2023.09.17
話は完結いたしましたが、描いていないキャラのその後を書いてみました。
文字数 3,292
最終更新日 2023.09.22
登録日 2023.09.13
婚約者のおじいさまの看病をやっている間に妹と婚約者が仲良くなった。子供ができたという妹を両親も義両親も大事にしてわたしを放り出した。
わたしはひとりで家を町を出た。すると彼らの生活は一変した。
文字数 13,561
最終更新日 2023.08.28
登録日 2023.08.18
冤罪で辺境に追放された元聖女。のんびりまったり平和に暮らしていたが、過去が彼女の生活を壊そうとしてきた。
彼女を慕う青年はこっそり彼女を守り続ける。
文字数 33,321
最終更新日 2023.08.07
登録日 2023.07.24
一族のお食事会の主な話題はクレアをばかにする事と同じ年のいとこを褒めることだった。
理不尽と思いながらもクレアはじっと下を向いていた。
そんなある日、体の不調が続いたクレアは医者に行った。
そこでクレアは心臓が弱っていて、余命一年とわかった。
一年、我慢しても一年。好きにしても一年。吹っ切れたクレアは・・・・・
文字数 27,738
最終更新日 2023.07.16
登録日 2023.06.16
召喚されたら前世を思い出した。最近よくみる変な夢の世界に似た世界に召喚された。僕は召喚陣から逃げようとしたのに、後ろから押さえつけられてそのまま・・・・
夢と同じように見えるけど人は違う。王宮!貴族!いやだ。もう関わりたくない。逃げたいのに上手く行かない。
だけど・・・・あの青い目に会いたい・・・・
一度取り下げて編集し直して上げて行きます。 10/01
文字数 39,160
最終更新日 2023.06.30
登録日 2023.06.17
寒さで気づいた。俺、なんでこんなところで・・・・思い出した。俺、転生するぞって張り切って・・・発動させたんだ。そして最後の瞬間に転生って一度死ぬんじゃんと気づいたんだ。
しまった、早まった。ラムに叱られる・・・・俺は未練たっぷりで死んだんだ。そりゃ転生する自信はあったけど・・・・それに転生して自覚持つのがおそかったせいで、こいつを辛い目に合わせた。いや自分でもあるし、心の平和の為にきちんと復讐もするよ。ちゃんとするよ。
文字数 38,054
最終更新日 2023.06.18
登録日 2023.03.16
転生陣のまばゆい光が消えた。そこにはなにもなかった。魔力を振り絞った魔法師たちは魔力切れで次々倒れていく。星見師長はやっとそこまで、導いた光を捉えようと手を伸ばしたが、光は・・・・
文字数 5,917
最終更新日 2023.05.31
登録日 2022.12.31
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。
文字数 27,506
最終更新日 2023.05.30
登録日 2023.05.11
エリザベスは王宮で働く文官だ。ある日侯爵位を持つ上司から甥を紹介される。
結婚を前提として紹介であることは明白だった。
しかし、指輪を注文しようと街を歩いている時に友人と出会った。お茶を一緒に誘う友人、自慢しちゃえと思い了承したエリザベス。
この日から彼の様子が変わった。真相に気づいたエリザベスは穏やかに微笑んで二人を祝福する。
目を輝かせて喜んだ二人だったが、エリザベスの次の言葉を聞いた時・・・
二人は正反対の反応をした。
文字数 8,715
最終更新日 2023.05.09
登録日 2023.05.05
聖女として召喚?きれいごと言わないで、誘拐よ。拉致よ。帰りたいのよ。
でも帰れなかった。王子の甘い囁きに乗って浄化の旅にでたけど・・・裏切り者!!
裏切られるほど、思い切って復讐できる。泣かしてやるんだ。
文字数 16,046
最終更新日 2023.05.07
登録日 2023.05.02
新婚の二人は幸せ一杯だった。結婚してからも愛は育っていた。しかしそれは根っ子から倒れた。
愛はそこにある・・・・・だけもう育たない。
カクヨムに投稿したものを手直ししての投稿です
文字数 9,033
最終更新日 2023.05.02
登録日 2023.04.30