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猫人族の少女――タズハは希望のない日々を送っていた。
内乱で故郷を追われ、同胞と共に人間族の国に逃げてきてもう二年。
人間族の王は未だ自分たちの扱いを保留しており、タズハら猫人族は難民として城壁の外で暮らしていた。
配給はある。でも、量が全然足りない。
ならば狩りに出かけようにもそれは禁じられており、かといって仕事も与えてもらえず、タズハは毎日飢えに苦しんでいた。
そんなある日、新たに王となったゼイナスが即位披露の場で宣言した。
「優秀な女性を妃に迎えるため、これまでのしきたりは捨て、相手を民衆の中から広く選び出すことにした。そのための選抜試験をこれより実施する」、と。
これをタズハはチャンスだと思った。
試験を通じて猫人族の身体能力の高さをアピールすれば、見る目を変えてもらえるかも。もしかしたら仕事を与えてくれるかもしれない。
「よし!」
こうしてタズハは王妃選抜試験に挑むことにした。
――すべてはこの手で明るい未来を掴むために。
※主人公に恋愛要素はありません。
文字数 86,239
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.09.17
魔物調教所。
それは人のために働かせることを目的に、魔物を飼育・調教するための施設である。
そこでは12歳の少女が働いており、幼い彼女こそが所長であった。
少女は依頼主の要望に応えるため、今日も魔物とお話ししては、絆を深めていく。
文字数 9,052
最終更新日 2025.09.19
登録日 2025.09.19
両親によって奴隷商に売られた11歳の少女。
その店、他の奴隷達が待ち受ける未来に絶望する中、少女だけは笑みを浮かべていた。
同房のお姉さんが聞かせてくれたおとぎ話、そこに登場する王子様のような人が自分を助けてくれると信じていたから。
しかし売りに出された少女の前に現れたのは、王子様とは程遠いイカツい風貌の男。
そうして奴隷としての人生がスタートし、待ち受けていたのは剣の素振りを強いられる過酷な日々だった。
なぜ男はこんなことをさせるのか。
少女は辛い思いをしながら苦痛に耐え抜き――やがて語られたその理由にある決意する。
文字数 9,979
最終更新日 2025.09.19
登録日 2025.09.19
末期癌によって、二十八歳の若さでその一生を終えた黒岩翔。
目を覚ました翔はドラゴンの雛の姿になっており、やがて異世界に転生してしまったことを悟る。
起きてしまったことは仕方がない。
そう考えた翔は第二の人生をのんびり暮らそうとした矢先、人間の少年カイルに捕獲されてしまった。
そうして、アイズと名付けられた彼はカイルの従魔に。
やがて、カイルから「テイマー決定トーナメントに優勝して両親を楽にさせてあげたい」という健気な夢を聞いたアイズは、トーナメントへの出場を決意。
アイズは心優しいマスターのため、途中出会った仲間と共に優勝を目指すのだった。
文字数 99,318
最終更新日 2021.05.29
登録日 2021.05.16
「ディリス。悪いが今日をもって、<慈愛の剣>から抜けてくれ」
ある日、ディリスは突如として冒険者パーティーから追放された。それも先日、妹の病気を治すために協力してくれると言ったはずの彼らから。
以降は仕方なく、一人で薬を手に入れようと奮闘するディリス。
やがて、とある魔物から採集できる部位が薬になることを知ったはいいものの、その魔物はディリス一人では到底倒すことのできない強敵であった。
故にランクが高い冒険者に討伐依頼を出すも、誰も引き受けてはくれない。
もう後がなくなってしまったディリスは死を覚悟して、単身で討伐に臨むことに。
そうして魔物が棲まう洞窟にたどり着いたディリスが目にしたのは、自身を追放した<慈愛の剣>の面々の息絶え絶えな姿であった。
※ざまぁ要素は全くありません。
※8,000字程度の短編です。
文字数 8,042
最終更新日 2021.05.26
登録日 2021.05.23
24歳のイケメン――有村零は超が付くほどのプレイボーイ。
日々クラブに繰り出しては女性をナンパし、身体を重ねてきた。
そんなある日、いつも通り友とクラブに行く前に居酒屋へ入ったところ、そこの女性店員に目を奪われる。
久々に覚えた――人を好きになるという感情。
これは一人の女性に本気で恋をした、とあるチャラ男の物語。
※全9話の短編です。
文字数 13,944
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.05.16
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