兄が強すぎるので僕は筋トレをする チート十個持ちの十三歳兄に置いていかれた十歳の双子弟、唯一のスキル「筋肉がつきやすい」で世界最強を目指す
十歳の双子弟・レオがもらったのは、地味すぎるスキル――《筋肉がつきやすい》だけだった。一方、三歳上の双子兄・アルトは、十三歳にして十個のチートスキルを持つ完璧な天才。顔もよく、剣も魔法も最強で、王子のように人々から愛される。さらには名門貴族に見出され、豪奢な馬車で都へと去っていった。残されたレオは、幸運な兄の影で不運ばかり引き当てる。魔物には追われ、荷物は盗まれ、野宿では雨が降る。けれど彼は、毎朝スクワットを百回する。腕立てを百回する。走る。「兄を越えられないなら、越えられるまで鍛えるだけだ」世界一のチート兄と、たった一つの地味スキルを持つ弟。離れ離れになった双子は、やがて互いを最大のライバルと認め、世界の運命を賭けて肩を並べる。才能がなくても、運が悪くても、前へ進む足だけは鍛えられる。これは、誰よりも強すぎる兄を越えたい少年が、筋肉と意地で英雄になる物語。
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