緋眼(ひがん)の式神と、怠惰なる天才の怪異録
華やかな都の裏側で、夜な夜な人々を脅かす怪異の影。それを払うべき天才陰陽師の琥珀は、極度のめんどくさがり屋で、今日も縁側で寝転んでいた。そんな彼を冷ややかな目で見下ろすのは、黒髪・赤目の最凶の妖であり、彼の式神でもある紅蓮。「お前の大好きな、銭と銘酒が報酬だそうだ」その一言で現金に飛び起きた主とともに、紅蓮は袴の裾を翻し、刀を手に夜の都へ繰り出す。しかし、ただの「都の怪異事件」だと思われた影食い退治の裏には、都を揺るがす巨大な呪詛の陰謀が隠されていた――。やる気ゼロの天才と、最強のひねくれ妖コンビが織りなす、爽快和風ファンタジー活劇!
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