王と宝

父王を廃し、即位した青年王アッズーロは、王権の象徴たる王の宝を手にするため、神殿に入る。ところが、神殿の中で王の宝としてアッズーロを待っていたのは、青い髪をしたナーヴェと名乗る者だった。人ではなく、実体のないナーヴェに、アッズーロは肉体を持つよう要求する。初めて肉体を持ち、生活するナーヴェは、豊富な知識と行動力でアッズーロを政治的に支えつつ、食べ物の美味しさや匂いの素晴らしさなど、さまざまなことを経験し、学んでいくが……。人ではないものが、人として生活することで、より深く人を知り、愛を知っていく物語。アッズーロは耳に僅かに掛かる程度の暗褐色の髪、やや日焼けした白い肌、青空のような青い瞳の青年、初出時十八歳。ナーヴェは腰に届く長さの癖のない深い青色の髪、白い肌、瑠璃に似た深い青色の瞳という設定を持つ疑似人格電脳、十代半ばの外見。
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