婚約破棄された私、王宮の女官全員に有給休暇を出しました(短編版)
婚礼まで、あと六日。
王太子から婚約破棄を告げられた公爵令嬢リディアは、静かに頭を下げた。
「承知いたしました」
婚約者として、女官長代理として、王宮を支えてきた六年間。
執務室に戻った彼女を待っていたのは、「婚礼が済むまで」と延期し続けてきた四十九人分の休暇申請書だった。
婚礼がなくなったのなら、もう待たせる理由はない。
退任前に、全員分を承認します。
ところが王太子は、元の婚礼の日に新しい恋人との夜会を開くと言い出して――。
一方、ようやく自由になったリディアにも困りごとが。
他人の予定なら組めるのに、自分の休日の過ごし方が分からない。
働きすぎの公爵令嬢が、皆の休日と、自分の恋を取り戻す物語。
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「承知いたしました」
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