人生終了手帳を年下王子に拾われました

 若くして未亡人となった公爵夫人リラには、誰にも知られてはいけない秘密がある。

 それは、“本音しか書かない黒手帳”。

『夜会は嫌い。全員うっすら目が死んでる』
『優しい男ほど信用ならない』
『第二王子殿下は大型犬みたい』

 そんな危険すぎる手帳を、ある日うっかり紛失。

 しかも拾った相手は、書かれていた本人――第二王子ヘンリーだった。

「返していただけます?」
「嫌だ」

 黒歴史を握られた未亡人公爵夫人と、彼女の“本音”に妙に執着する年下王子。

 これは、建前ばかりの社交界で、本音を拾ってしまった二人の話。
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