追放騎士の大男、最強の娘と《赤い病》を追う
《赤色病》と呼ばれる病がある。自我を失い、親しい人を傷つけ、身が滅ぶまで破壊を続ける。
発症した者は皆、瞳が赤く染まっていたという。
類い稀なる巨躯の男【レイズ】は4年前、赤色病の集団発症事件で多大な被害が発生した責任を取らされ、王国騎士団を追放された過去を持つ。
現在はその事件で知り合った孤児の少女【サチ】を引き取り、田舎の宿場町で小さな食事屋を営んでいた。
彼らの平穏な生活は、宿場町を襲った赤色病によって脆くも崩れ去る。
サチの中に潜む人ならざるモノ【シス】がレイズに囁く。
『我の力を注いだその剣で、赤色病を斬れ』と。
過去と同じ惨劇を繰り返させないために、そして何より、サチを守るために。
レイズは一度置いた剣を再び握りしめ、戦いへと赴く。
レイズはサチ、そして彼女の内側に潜むシスと共に、赤色病の正体を追う旅へと踏み出した。
たどり着いた先に、優しくも残酷な真実が待っているとは、今は誰も知らない。
発症した者は皆、瞳が赤く染まっていたという。
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