追放された雑草取りの俺、実は世界中の植物を支配する神樹の守護者だった
帝国騎士団で「雑草取り」という生活スキルしか持たないカイルは、無能として追放される。しかし、彼が抜いていたのはただの草ではなかった。カイルには、植物の生命力を最適化し、不要なものを伝説の素材へと昇華させる「神樹の加護」が宿っていたのだ。
カイルが捨てられたのは、草木も生えない死の荒野。しかし、彼が地面をひと撫でするだけで、枯れた大地からは宝石のように輝く薬草が芽吹き、一晩で伝説の森へと変貌する。
一方で、カイルを失った帝国は悲惨だった。彼が毎日「雑草」として処理していたのは、実は国全体を蝕んでいた魔界の寄生植物だったのだ。カイルがいなくなった途端、帝国の庭園も農地もまたたく間に枯れ果て、深刻な食糧難と疫病に襲われる。
カイルはそんなこととは露知らず、森に集まってきた絶滅種の聖獣や、彼を慕う美しい精霊たちと共に、最高級のハーブティーを楽しみながらのんびり過ごす。
「戻ってきてほしい? 無理ですよ。ここのモフモフたちが、君たちを通さないって言ってますから」
これは、世界を救っていた自覚のない少年が、無自覚に世界最強の聖域を作り上げてしまう物語。
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