黒歴史詠唱ノートを異世界で開いたら、俺の妄想呪文が神代魔法として扱われました 〜現代日本では痛いだけだった厨二病、転移先では世界を救う最強
現代日本では、ただの黒歴史だった。
二十四歳の会社員・黒瀬蓮司は、いまだに厨二病を卒業できない男である。
自作の詠唱呪文をノートに書き溜め、深夜にこっそり唱えては、何も起きない現実に戻る日々。
だが、異世界へ転移した瞬間、その黒歴史は本物になった。
魔物に襲われる王女を救うため、蓮司が羞恥心を殺して叫んだ自作呪文。
それは空を裂き、黒い雷となって魔物を消し飛ばす。
異世界の人々は言う。
「神代魔法だ」
「失われた奇跡だ」
「あなたは、世界を救うために現れた方なのですね」
違う。
ただの中二病である。
しかし、魔王軍に襲われる王都を前に、蓮司は逃げられない。
世界を救うには、あの痛すぎる詠唱を人前で叫ばなければならない。
現代では笑われるだけだった妄想呪文が、異世界では最強魔法になる。
黒歴史を抱えた男の、羞恥と無双の異世界ファンタジー。
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