朝凪の口付け

───タクマ。
コラ…ガキが大人んこと呼び捨てにすんじゃねー。
───タクマにいちゃん。
オマエまた来たんか? 年々でかくなりやがって。
───タクマさん。
大学、ねえ そりゃあ…オレも歳取るワケだ。

そんな風に波の音と一緒に話すから、私にとっていつもタクマさんは海の記憶。


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端的に言うと、年上の彼にベタ惚れな歳の差カップルが、時々コントしながらイチャるお話。
中編。
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