君と僕がみている世界の色は

―【第一部 きみいろ】あらすじ―

彩は異形のモノや人が纏うオーラを視ることができる……視たいと望んだわけでもないのに……。

そんな彼女は今いる”世界に絶望していた”

唯一の家族である父親に捨てられ、会ったこともない母方の祖父母の家に引っ越すこととなる。

引っ越し先で、彩と同じ異形のモノがみえる葉や妖たちとの新しい出逢いで彩の”世界の色”が変わっていく。



―【第零部 そらいろ】あらすじ―

『天色事変』(てんしょくじへん)
これは人間の世界に起きた大災害と妖モノたちの物語である。

大天狗と天女の子、タミは大天狗の翼と天女の”想いの力”を持って生まれてきた。

タミは生まれて瞼を開けたと同時に青い炎を出し、生まれた家を全焼させてしまう。
天女は妖モノが住む世界ではなく、人間の世界で人として暮らすことを望んでいたが、タミの力が強すぎるため妖モノの世界で暮らす決断をする。

それから十年が経ち――人間の世界で後に『天色事変』と言われる大災害が起きる。

人間が自分勝手に犯した過ちによりアメフリ(雨を降らす妖怪)の雨は止まない雨になり、大天災へと発展してしまう。そんな人間や人間の世界を救おうとする妖モノと三大天上人(人間)が繰り広げる戦いの物語。
 
普段、人間や天災などに干渉しない妖モノたちだが、嘗て人間と妖モノが共存していた時に交わした約束を守るため集結する。
表面的には約束を守るために……本当は妖モノたちの大好きな人間たちを守るために。

タミはアメフリを救うことが出来るのか。

タミは”想いの力”で、大天狗は”自然を操る力”で人間たちの世界を救うことが出来るのか――。
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