エージェント・サイファー
先進主要国家間の秘密協定により生まれた、世界の均衡を保つ為の秘密組織『S.I.A(Secret Intelligence Agency.秘密諜報機関)』。それは、世界中のありとあらゆる情報を収集し、そして不穏な動きあらば、暴力行使を含むあらゆる手段を以てそれを阻止する影の組織だった。
そして、その"外注相手"である実働要員にして、S.I.A内部でも伝説に謳われている一人のエージェントがいた。彼のコードネームは"サイファー"。ヒンドゥー語で"ゼロ"を意味するコードネームを与えられた彼の顔を知る者は極端に少なく、正にその名に違わぬ幽霊のような存在の殺し屋だった。
だが、コードネーム・サイファーの正体は意外なことに少年で、しかも日本の学生だった。
椿零士。横浜の私立・神北学園、二年A組という極々普通の経歴を持つ、別段目立つところもない彼の正体が、SIA最強のエージェント、コードネーム・サイファーであることは誰も知らない。知られてはいけない中、彼は仮初めの日常を送っていた。
……しかし、そんな日々はある出来事を切っ掛けに一変することになる。
フランス・パリでの暗殺任務、そこでサイファーの相棒として、担当官であるシャーロット・グリフィスから押し付けられた一人の少女。彼女――ノエル・アジャーニとの奇妙な共同生活を送る中で、零士は深い陰謀の渦に巻き込まれていくことになる……。
謀略渦巻く常世の裏側、世界を舞台に孤独な二人が出逢い、そして戦い続けていく。
衝撃のハードボイルド・ガンアクション小説、此処に開幕。
※小説家になろう、カクヨムで三重掲載中。
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