15の春 未来を奪われた俺達が絶望の中見つけた希望は○年後に花開く

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人は大切な人を、大切な物を、大切な事を、奪われて初めて気付くそんな生き物だ。

ー2011年3月11日ー
中学生活最後の、卒業式を明日に控えていたこの日、俺達の町を突如として大地震が襲った。

後に東日本大震災と呼ばれたその地震は、一瞬にして平凡だった俺の人生から何もかもを奪って行った。

いくら後悔しても、あの幸せだった時間は戻ってはこない。


――なぁ、真奈、お前は今どこにいるんだ?
お前に伝えたい言葉があるんだ。
俺、馬鹿だからさ、失って初めて気付いたんだ。
俺はお前が好きだったんだって。
会いたい……会いたいよ、真奈――

これは東日本大震災を題材に、当時中学三年生だった子供達の恋と友情、そして成長を描く物語。
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