妹のほうが可愛いからって私と婚約破棄したくせに、やっぱり私がいいって……それ、喜ぶと思ってるの? BANします!

「誰だって君じゃなくキャンディーと結婚したいと思うさ!」
「へえ」
「狙撃なんて淑女の嗜みじゃないからね!!」

私はジャレッド伯爵令嬢イーディス・ラブキン。
で、この失礼な男は婚約者リーバー伯爵令息ハドリー・ハイランド。
妹のキャンディーは、3つ下のおとなしい子だ。

「そう。じゃあ、お父様と話して。決めるのはあなたじゃないでしょ」
「ああ。きっと快諾してくれると思うよ!」

そんな私と父は、一緒に狩場へ行く大の仲良し。
父はもちろんハドリーにブチギレ。

「あーのー……やっぱり、イーディスと結婚したいなぁ……って」
「は? それ、喜ぶと思ってるの?」

私は躊躇わなかった。

「婚約破棄で結構よ。私はこの腕に惚れてくれる夫を射止めるから」

でもまさか、王子を、射止めるなんて……
この時は想像もしていなかった。


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