婚約は破棄します‼ ~そしてイケメンな幼馴染と結婚して幸せに暮らしました~

私を寄宿学校なんかに閉じ込めたくせして、お父様が手紙を送ってきた。

『ミレイユ、お前は婚約した。お相手のアルマン伯爵が会いたがっている。伯爵が広場まで迎えに行くそうだ。外泊許可はこちらで取り付ける。失礼のないように。日程は下記の通り』
「──はっ?」

冗談でしょ? 
そりゃ、いつかは政略結婚で嫁ぐとは思ってきたけど、今なの?

とりあえず、角が立たないように会うだけ会うか。
当日、汽車の窓から婚約者を見て悪寒がした。気持ち悪い中年男だ。私は見つからないように汽車を乗り継ぎ、別の町へ向かった。この生理的に無理な結婚から逃れるためには、奥の手を使うしかない。幼馴染のセドリックと結婚するのだ。

「あんな男と結婚したくないの、助けて!」
「いいよ」

親友同士、きっとうまくやれる。そう思ったのに……

「ところで俺、爵位いらないから。大工になるけど、君、一緒に来るよね?」
「……んえっ?」


♡令嬢と令息の庶民体験型ラブストーリー♡
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(完結済)
(2020.9.7~カクヨム掲載)
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