歌う 小説一覧

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僕らのカノンは響かない

声と歌をからかわれた経験から声を失った私は、合唱コンクールの練習期間である二ヶ月が憂鬱で仕方なかった。 多分そのせいで、大切な手帳を旧校舎に忘れてしまう。 皆が練習する中、物置と化した旧校舎へ取りに入った私の耳に、突然歌が飛び込んできた。 楽しげな少女の歌声に苦しさを覚え、その日は逃げてしまう。 しかし、なぜ一人で練習しているのか気になって、あくる日も旧校舎に来てしまった。 歌を聴いている内、音を追いかけたくなってしまった私は、声は出さずに唇だけで旋律追いかける。 そう、声は出していなかったはずなのに。 「あなた、いい声だね!」 部屋の中から、突如として賞賛が聞こえてきて。
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そうちゃん

「日常」という舞台の上で歌います。 彼あるいは彼女は、今日も今日とて楽しく歌う。 素敵な相棒の隣で。
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生

生に関する詩です。 2020.8.29
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天使が捧げる副音声

 高校一年生のショウは困った先輩に手を焼かされていた。理由は、異国から来た先輩マルティンの奏でる音楽に魅せられたことで、ショウはマルティンの面倒を、というか主に厄介事を引き受けていたからだ。一方的な、あこがれをもって。  偏屈だがある意味正直な先輩とのやり取りが日常風景になった頃だった。ショウは声変わりがきっかけでだいすきな歌唱ができなくなっていたがそれを案じる友人の策で、素人参加の歌謡企画に参加する。ところが、心ない一言を浴びてショウは舞台から逃げ出してしまった。  そんなショウをすくい上げるのはふざけた道具で――? *  ※他サイトに掲載していたものを加筆修正しました。リハビリがてら直したので、余裕のある方は一読くださるとうれしいです。
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