翻案 小説一覧

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「轆轤首の婿」

 江戸時代、下級武士の出身から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」  その「巻之五」に掲載されているお話「怪病の沙汰にて果福を得る事」を原話として、翻案したものです。  裕福な豪農の家に生まれ、容姿にも恵まれた一人娘になぜか「轆轤首」だという評判が立ってしまい、村では婿に来ようという者がいなくなってしまう。  不憫に思った叔父の甚兵衛が江戸へ出て、姪の婿を探すお話。  轆轤首というと、首がヒョロヒョロ伸びる江戸時代に流行したジャパニーズタイプと、中国の「飛頭蛮」がオリジナルの首が抜けて飛ぶ中華タイプがありますが、本作に登場するのは、小泉八雲の「ろくろ首」同様、後者のようです。  短編読み切りです。
2

偽男子吉五郎、仮男子宇吉、おとこおんなおかつ

 天保三(1832)年刊、滝沢馬琴外編纂の「兎園小説 余録」より。  当時、巷で話題となった奇談や珍談を収集する会「兎園会」に寄せられた話を滝沢馬琴が編纂した「兎園小説」の続編。  そこからバイセクシャルに関するお話をチョイス。  短いです。
3

狐の媒人・狸のしくじり

江戸時代、下級武士から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」  その「巻之五」と「巻之八」と掲載されているお話を原話として、軽く小説風にした二話の超短編小説です。  第一話が「狐婚媒を為す事」  第二話が「狸縊死の事」  が元ネタとなっています。  狐と狸が、それぞれ媒となって男女を結びつけるお話です。
4

二人の花嫁

 江戸時代、下級武士の家柄から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」  その「巻之七」に二部構成で掲載されている短いお話を、軽く小説風にした二幕構成の超短編小説です。  第一幕が「女の一心群を出し事」  第二幕が「了簡をもつて悪名を除幸ひある事」 が元ネタとなっています。  江戸の大店の道楽息子、伊之助が長崎で妻をつくり、彼女を捨てて江戸へと戻ってくるところから始まるお話。  おめでたいハッピーエンドなお話です。
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【超短編読み切り】「正直お豊の幸福」

     江戸時代、下級武士の出身から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」  その「巻之二」に掲載されているお話を原話として、軽く小説風にした読み切りの超短編小説です。  「正直に加護ある事 附 豪家其気性の事」というお話が元ネタとなっています。  当時「けころ(蹴転)」と呼ばれた最下級の娼婦が、その正直さゆえに幸せになるお話です。
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