嫁探し 小説一覧

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砂漠の国の王子は何しにニッポンに?

中東の小国・シャンドリテの第三王子、アッシャーはお付きのアレッサ・ダリを伴って、お忍びで来日した。祖国のしきたりにより、一定の年齢に達するまでに、異国人の女性を第二夫人として少なくとも婚約しなければ、王位継承の資格を喪失する。上に二人の優秀な王子が健在でいることもあり、国王の座だの政治だのにあまり興味を持てないアッシャーだが、万が一に備えて資格を保っておく必要がある。とはいえ半分遊び気分、外国旅行を満喫せねばもったいない。まずは噂に聞く日本食だ、和食だとあちこち食べ歩いていると――。
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ダイスの神様の言うとおり!

突如めまいに襲われたその男は、気が付けば一枚の紙を握りしめ、草原に倒れていた。 その男は周囲を見渡し、今までアパートにいたはずなのにと首をかしげる。そしてわけも分からないこの状況の打開、そのヒントを求めて手に握った紙を広げてみた。 古く、茶ぼけたボロボロの紙はもろく、今にも崩れ落ちそうで、当然、中に書いている文字もわずかにしか読み取れなかった。 苦心しながらも、どこか見覚えのあるその紙面から男が読み取った情報は 「これは・・・、テーブルトークRPGの自キャラのステータス表か」 学生時代、男が熱心に取り組んでいた活動対面の会話式ロールプレイングゲーム、TRPGで愛用していた自分のキャラクターの名前がそこには掲載されていた。 「アーノルド。これまた懐かしい名前だ。職業は、第一が聖騎士で・・・、後は全く読めないな」 そうやって自分の状況を把握しようとしてた彼の脳内に、何かが転がる音が響いた。 それが二度起こり、静まった所で彼は立ち上がる。 「よく分からん。だが、前に進むべきだろう。前は、きっとこっちだ」 まるで何者かに背中を後押しされたように、その男、アーノルドは目印のない草原を歩き出す。 さて、彼の行く末はいかに。
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