掟 小説一覧
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6件
1
希望の惑星
人口が爆発的に増えた地球では産児制限が行われることになった。しかしそれに反発する者たちがいた。「子どもは神から授かりもの。人がかってに産児制限をすることなどできない」とするガルポ教団の信徒たちだった。彼らは地球を捨てて神が示してくれたネオアースへと旅立って行った。これはその勇敢な人々の大変な物語である。
2
殺人兄弟は死を知らない
この国には、大人に――十五になるまで家の外に出てはいけない掟がある。
大人と子どもには各々仕事が与えられており、その仕事と言うのが、子どもは悪人を殺す仕事。大人がその人間を直し、正しい人間に戻すという仕事だった。
兄のシエルと弟のメーアも、課せられた仕事を協力しながら勤め、外に出られる日を待っていた。
3
【完結・10話】成人と認められるには、『皇女様への供物を得なければならない』が掟で幼馴染と結婚できないない?!
彩亜国。周りを森、海に囲まれた小国ではある掟があった。
『皇女様への供物を捧げ、成人とする』
代々から、お生まれになった皇女様へ若い男達は供物を捧げてきた。
供物を得て、帰ってこれた者を成人と認めていたのだ。
今の時代に?
4
嘘から始まる本当の恋
「…で、また振られたわけ?」
会社帰りの居酒屋で、幼馴染の雄二(ゆうじ)は呆れ顔でため息をついた。
「だからさー、私の家の掟が悪いんだって! 付き合ってもキスすら禁止なんて、今時ありえないでしょ?」
グラスを握りしめながら、來未(くみ)は何度目かの失恋を愚痴る。
來未には29年間守り続けてきた家の掟が二つある。
一、30歳までに結婚できなければ見合いをすること。
二、結婚するまでキスすら禁止。
この掟のせいで、どの彼氏も最初は「大切にするよ」と言ってくれるものの、最終的には「なんか、俺のこと好きじゃないんじゃない?」と離れていく。
「それで、今回も『考えさせて』って言われたら、そのままフェードアウト?」
「そう! もうパターン化してる!」
來未はぐいっとグラスの酒を飲み干した。
「ていうか、もうすぐ30になるんだよ? そろそろやばいって!」
「まぁ、見合いもそんなに悪くないんじゃないのか?」
「嫌よ! 見合いなんて、父さんの会社の偉い人とかが連れてくるお堅い人ばっかりだもん!」
「じゃあどうするんだよ?」
「……ねぇ、雄二。」
「なんだよ?」
「もうこうなったら……偽の婚約者になってくれない?」
雄二はビールを吹き出した。
5
野辺帰り
現代ではすっかり珍しいものとなった野辺送りという風習がある。その地域では野辺送りに加えて野辺帰りというものも合わせて一連の儀式とされている。その野辺の送りと帰りの儀式を執り行う『おくりもん』である「僕」は、儀式の最中に周囲を彷徨く影を気にしていた。
儀式が進む中で次第に明らかになる、その地域の闇とも言えるべき状況と過去、そして「僕」の覚悟。その結末が救いであるのかどうかは、読まれた方の判断に委ねます。
6
砂漠の国の王子は何しにニッポンに?
中東の小国・シャンドリテの第三王子、アッシャーはお付きのアレッサ・ダリを伴って、お忍びで来日した。祖国のしきたりにより、一定の年齢に達するまでに、異国人の女性を第二夫人として少なくとも婚約しなければ、王位継承の資格を喪失する。上に二人の優秀な王子が健在でいることもあり、国王の座だの政治だのにあまり興味を持てないアッシャーだが、万が一に備えて資格を保っておく必要がある。とはいえ半分遊び気分、外国旅行を満喫せねばもったいない。まずは噂に聞く日本食だ、和食だとあちこち食べ歩いていると――。
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