ミステリー 流血表現あり小説一覧
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「貴方は人を殺したことがありますか?」
字良雪花は、目の前の男に対して淡々と問いかけた。その男は彩葉丹空門という名のミステリー作家であると同時に、躊躇いなく人を殺せる犯罪者でもあった。
彩葉丹は絶対に自ら手を汚さず、証拠も残さない。彼の犯罪を示唆するのは、彼がデビュー当初から連載している蛍雪シリーズのみ。
字良は殺された両親の仇を討つために彩葉丹の担当編集者として接近した。本当に彼が犯人なのか、それとも別の黒幕がいるのか。字良は彩葉丹の完全犯罪の真相へ迫る。
しかし、彩葉丹の周囲では殺人事件が絶えず、二人は次第に不可解な事件に巻き込まれていく。
呪われた作家と、その作家に殺意を抱く編集者。
愛憎入り乱れる二人の背後に、巨大な影が迫り来る。
※不定期更新です。
文字数 84,962
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.01
文字数 82,392
最終更新日 2024.03.14
登録日 2022.06.27
行きつけのスナックへふらりと寄る大学生の豊(ゆたか)。
常連客の小児科の中田と子犬を抱きかかえた良太くんと話しをしていると
ママが帰ってきたのと同時に、滑り込むように男がドアから入りカウンターへと腰をかけに行った。
見るとその男はサラリーマン風で、胸のワイシャツから真っ赤な血をにじみ出していた。
スナックのママはその血まみれの男を恐れず近寄り、男に慰めの言葉をかける。
豊はママの身が心配になり二人に近づこうとするが、突然、胸が灼けるような痛みを感じ彼は床の上でのた打ち回る。
どうやら豊は血まみれの男と一心同体になってしまったらしい。
さっきまでカウンターにいた男はいつのまにやら消えてしまっていた・・・
文字数 3,728
最終更新日 2021.02.23
登録日 2020.10.14
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