ファンタジー 白い結婚小説一覧
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「俺様はお前ようなブス聖女より幼馴染の可愛く美しい優秀な第三聖女メサリナの方が大事だ。
お前とは白い結婚というやつになるだろう。
俺様とメサリナの邪魔をするな」
え?『俺様が悪かった。許してくれ?助けてくれ?死にたくない?』
そんな事今更言われましても、傷ついた私の怒りは収まりません。
許せませんよ。助けませんよ。死にたくない?
それ、私に関係ありますか?
なんで私が貴方を助けないといけないのですか。
私を傷つけ虐げ私の事なんて虫未満のように扱って、それで何で私は貴方を
許さないといけないのですか?
私が貴方を虫のように扱ってはいけませんか?
貴方は私を虫未満のように扱っていたのに!!
そんなに幼馴染のメサリナが大事なのですよね。
なら、大事な大事な幼馴染のメサリナと一緒に死なせてあげましょう。
今、メサリナも殺してきてあげますね。
死後の世界でも来世でも墓の下でもどうぞ永遠に好きなだけ大事な幼馴染とお幸せに。
幼馴染のリカンフだけは私の事を愛してくれます。
毒家族から虐げられ蔑ろにされ、妹だけ可愛がられた私を、リカンフだけは愛してくれます。
私も、幸せになっていいんですね。
幸せになる時が来たのですね。
文字数 4,039
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.08.15
「クロエ、お前とは白い結婚になる。俺は真実の愛に目覚めたんだ」
貴方の事なんてまったく愛していないのだから、白い結婚だろうがなんだろうがなんでもいいですよ。
婚約者と妾に虐められると感情が死ぬらしいですが、私の感情はまったく死んでいきません。
むしろ日々妾を殺してやりたい感情が強くなっていきます。
いつか殺してやるよプリシラ。
そう不思議な事ではありません。私は婚約者の妾の女の名前をしっかりと憶えていて名前で呼んでいました。
殺してやりたいという感情があるという事は他人より親しいということなのでしょう。
文字数 931
最終更新日 2020.11.23
登録日 2020.11.23
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